【趣味な大人のベストバイギア】
高性能で痒い所に手が届く装備の国内メーカーも良いけれど、人とは違ったバイクに乗りたい…。ならば少し価格は高くなるが、海外からやってきたモデルも選択肢。日本車とは違う個性的なデザインと走行感が堪能できるはずだ。
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バイクデビューをする時、ほとんどの人が国産車を念頭に置くはず。日本製の軽二輪は高性能で壊れ難く、乗りやすい。悪い考えではないが、それだけ多くの人が日本車を求めるのだから、同じモデルもたくさん走っていることになる。人と少し差をつけたいと思ったら、海外メーカーという選択もある。
「輸入車と聞くと、故障が多いのではないかと思う人もいるかもしれませんが、今はそんなことはありません」とモーターサイクルジャーナリストの青木タカオさん。
正規輸入モデルは、日本に合わせた対策部品やセッティングを施されている。それに現在日本に入ってきている欧米の老舗ブランドのほとんどが日本法人を設立したり、正規輸入代理店を通して輸入したりしているので、サポート体制もしっかりしてきているのだ。
海外メーカーのバイクの魅力のひとつとして言えるのが、日本人の発想とは違うデザイン。車体全体はもちろん、カラーリングセンスなど、周囲を走るバイクとは違った希少性を際立たせてくれる。そして国産とは違う乗り心地、運動性能だろう。
欧米の広大な陸続きの道を移動する手段としての性能を持たされているので、一味違った走行フィーリングを味わいながら、春からの楽しいツーリングを堪能できるはずだ。
モーターサイクルジャーナリスト/青木タカオさん
バイク専門誌編集部員を経て二輪ジャーナリストに。バイク初心者にもわかりやすい解説で定評がある。様々な媒体で活躍中
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