「でも正確に図面を描いたわけではありません。概略だけ。あとは全部現場で対応していこうと決めていました(笑)。私が機械の設置などの仕事をしているので、最初に図面を描いてしまうと、実際には上手くいかない場合があることを経験していましたから」と裕次さん。
とは言え、お二人とも以前からDIYはしていても、建築物を建てた経験はない。
「せめて基礎工事は業者に頼もうと言ったんですが、主人が大丈夫だと。だから本当にできるのかなぁ、と(笑)」
ゆかさんが半信半疑に思うのも当然だろう。しかし裕次さんが基礎から始めて、約3ヵ月弱でガレージが完成した。
「内装は木肌を活かした感じで、外壁は白くしてと言っていたんですが、見事に実現してくれました。感謝しています」
お洒落な佇まいの中には、耐火材を使ったり、工具箱やラジカセの色を統一したりと、お二人のこだわりが詰まっている。そして完成から約10年経っているが、大きな台風が来てもビクともせず、愛車の保管や整備、住居のDIYに使う材料の加工などに役立てている。
<自らの手で「夢空間」ができるまで>
[基礎作り]
[柱と壁面を作る]
[屋根の基礎を作る]
[床にコンクリートを打つ]
※2024年2月6日発売「GoodsPress」3月号64-65ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/松尾直俊>
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