【狭小秘密基地拝見!】
リモートワークが一般的になり、自宅で仕事をする人も増えた。だが、自宅ではなかなか集中できないという人も多いはず。そこでリモートワーク歴が20年近くになる、ライターの河原塚さんに、どう仕事基地を構築すべきかを聞いた。
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場所を選ばず、どこでも仕事に集中できる人はまれだ。ライターの河原塚さんは、次のように語る。
「この場所に来たら、椅子に座ったら、テーブルの前に立ったら仕事する! という習慣づけが大事。そのトリガーとなるモノを用意するといいですよ」
具体的には、三菱地所ホームの「箱の間」や、パナソニックの「KOMORU」などを挙げてくれた。
「完全な個室である必要はありません。個室だと、趣味のモノに囲まれて集中できませんから。むしろKOMORUなどは、誰かに見られるかもしれないという適度な緊張感を保てます。ここまで大掛かりなものを設置できないという人は、パーテーションでもいいでしょう」
テーブルや椅子なども、仕事スイッチとして有用。おすすめは電動昇降機能付きのテーブル。
「姿勢が正しくても、同じ姿勢で長時間机に向かっていると、腰などを痛めやすいです。電動昇降機能搭載であれば、一定時間が経ったら、立ち仕事に変更するのも容易です」
そのほかマッサージ機能付きのワーキングチェアなども挙げてくれた。
フリーライター/河原塚英信さん
モノ情報誌の編集者を経て、フリーランスへ。新型コロナ禍以降、会社員の妻も在宅勤務中心となり、集中力と鈍感力が試される日々が続いている。趣味は、博物館や美術館を巡ること