美味しさも進化した「防災食」最前線【わが家の最新エマージェンシーギア選び】

【わが家の最新エマージェンシーギア選び】

「防災食は味が濃くてパサパサ」というのは、もう過去の話。技術の進歩や被災地の声を活かした商品開発により、今は美味しい&種類豊富が当たり前。日々の食卓やキャンプ飯などに取り入れながら常備したい。

 

▼今回のセレクター

渋谷ロフト/滝田有貴さん
ロフト広報担当。販売スタッフ経験も長く、売れ筋アイテムを熟知する。自身も被災経験があり、防災食は常にリサーチしている

 

 

 

アサヒグループ食品/三隅健太さん
アマノフーズの商品開発担当。フリーズドライでも手作りのような味わいを日々目指している。お気に入りは「いつものおみそ汁贅沢 豚汁」

 

 

 

杉田エース/為貝莉穂さん
被災時に親から届いたイザメシに感動し、入社。 現在は商品開発を担当。お気に入りはイザメシデリの「トロトロねぎの塩麹チキン」

 

 

<気分がアガるごちそう防災食>

■イザという時だけでなく日常食としてもも気分が上がる!

杉田エース
「イザメシ・台湾」(各594円)

パッケージは、キッチンに置いても馴染むことを心がけました。防災食としてでなく、日々の食事に寄り添うおかずに仕上げています(為貝さん)

定番の「ルーローハン」など、台湾本場の味を食べやすく仕上げた6種類のシリーズ。鶏肉スープの「マーヨージー」には、手羽元2本と大きめのスライス生姜が入るなど、どれも味はもちろん食感や見た目も楽しめる。3年の賞味期限を待たず、日常的に食べたくなる旨さだ。

■これがフリーズドライ!? 独自の新製法でふっくらやわらか

アサヒグループ食品
アマノフーズ「フリーズドライの匠 煮込み風ハンバーグ」(2食入:2980円)

※3月18日~数量限定で発売
※取り扱いは「アマノフーズ公式通販サイト」のみ

「フリーズドライの匠」は、かつ丼の素など「フリーズドライでこんなものが?」という驚きの商品を数量限定で展開しています(三隅さん)

※かつ丼の素は販売終了

160mlのお湯と2分の時間さえあれば、牛肉を使用した分厚い煮込みハンバーグが出来上がる、驚きの商品。その食感はふっくら柔らか。デミグラス仕立てのひと手間かけたような味わいで、ごはんが進む。品数を揃えづらい災害時でも、お腹と心を満たしてくれる。

▲ハンバーグのふっくら食感を復元するため、ハーフ・ブロック製法を開発。食材をソースから半分露出させ、お湯を浸透しやすくさせている

 

■ひと手間プラスした美味しさ、だしが決め手の嬉しい保存食

杉田エース
「イザメシ・デリ」(各594円)

社内で人気なのは「トロトロねぎの塩麹チキン」や「梅と生姜のサバ味噌煮」! ランチにしたり夕食のおかずにしたりと生活に溶け込んでいます(為貝さん)

「ヨーグルトが隠し味のスパイシーチキンカレー」と「濃厚トマトのスープリゾット」がお気に入り。カレーはゴロッと手羽元が入ってスパイシー。リゾットは玄米と野菜だけのヘルシーさが魅力です(滝田さん)

定番『イザメシ』のプレミアムシリーズで、ひと手間かけたようなご飯ものやおかずが10種類揃う。 毎日食べても飽きないよう、だしと素材の旨みを活かした優しい味に仕上げている。封を切ればそのまま食べられて便利!

【次ページ】食べるのが待ちきれない!? 進化した防災食たち

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