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街で通り過ぎる様々な人やオフィスの同僚、それに友人や家族など、外界や他者とのつながりを保ちつつ、音楽などのコンテンツを楽しもうという、“ながら聴きイヤホン ”に注目が集まっている。そのメリットと注目モデルを、AV評論家の折原一也氏に聞いた。
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一般的にイヤホンは、いかに音楽などを高音質で聴けるかが求められてきた。高音質の追求を進めるため、特に近年は、どれだけ外界と遮断するかを重要視。耳栓のように耳を塞ぎ、ノイズキャンセル機能により環境音を除去している。だが、あえて外界との繋がりを保ちながら、コンテンツを楽しもうという“ながら聴きイヤホン”に注目が集まっている。
「街中であれば車なども通るし、オフィスでも同僚などに話しかけられます。ながら聴きイヤホンであれば、より安全に街を歩けるし、話しかけられればすぐに対応できます」
そう語るのは、AV評論家の折原一也氏。密閉型イヤホンでも外音を取り込む機能を備えるモデルも存在するが、外音を取り込むには操作する必要があった。不意の出来事への対応が遅れるのだ。だが、ながら聴きイヤホンは音質面で劣るのでは?
「コンテンツとは関係のない音、つまりノイズを常に取り込むので、音質面では劣ります。ただし、イヤホンの音と環境音とをバランス良く聞こえるよう、例えば低音を補強するなどの工夫もされていますよ」
主にスポーツで使われてきたながら聴きイヤホンは、今後、様々なシーンで活躍していくだろう。
AV評論家/折原一也さん
雑誌やWebなど多彩なメディアで活動するオーディオ&ビジュアルライター/AV評論家。オーディオビジュアルアワード「VGP」審査員も務める。YouTube「オリチャンネル」で発信中
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