■リフレッシュレートが重要なワケと選び方の目安
モニターではパラパラ漫画のように画像が切り替わる。1秒間用に用意される画面枚数を「フレームレート(fps)」、ディスプレイ側が画面を切り替える速度を「リフレッシュレート(Hz)」と呼び、両者を高く揃えると滑らかな表示が可能になり、情報取得も早くなる。ゲーミングでは少なくとも144Hz、できれば240Hz以上が望ましい。
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■4K QD-OLEDをいち早く採用
デル・テクノロジーズ
「Alienware 32 4K QD-OLED ゲーミングモニター AW3225QF」(15万9800円)
ゲーミングモニターとして世界で初めての4K QD-OLED(量子ドット有機EL)パネル採用を謳う製品。有機ELの青色光源を、量子ドット(小さな半導体結晶)を使って、色を変換し、輝度や色域を向上する仕組みです
CES 2024で発表され、2月に発売されたゲーミングモニター。32型の曲面パネルを搭載する。量子ドット有機ELを採用し、色域はDCI-P3を99.3%カバーするほか、色精度もDelta-E 2未満。応答速度はGTG minで0.03ミリ秒だ。リフレッシュレートは最大240Hz。
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■ウルトラワイドで没入しよう
JAPANNEXT
「JN-i375C144UQR-H」(10万9800円)
ミニマルなデザインや、充実したスタンド機能を踏まえて、コスパの良い一台。ウルトラワイドディスプレイが欲しいと思ったときに
37.5インチのIPSパネル(3840×1600ピクセル)を搭載するウルトラワイドゲーミングモニター。色域はDCI-P3 94%をカバーし、リフレッシュレートは最大144Hzをサポート。
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■速さと滑らかさを追求する一台
ASUS
「ROG Swift Pro PG248QP」(14万220円)
22年頃から度々話題に上がっていた500Hz超えのゲーミングモニターが、24年2月についに発売。とにかくHzの値にこだわるなら◎
24.1型フルHDのゲーミングモニターで、リフレッシュレートは、オーバークロックで540Hzに対応。540HzにはNVIDIA RTX 20以降のグラフィックカードなどが必要だ。
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■残像感を抑えるプロ志向なモニター
BenQ
「ZOWIE XL2546X」(8万7000円)
プロ向けeスポーツ機器に特化したZOWIE(ゾーイ)ブランドから2月に発売。揺れや残像感の低減機能が改良されています
「XL2546K」の後継モデルで、24.5インチのノングレアTNパネルを採用。解像度はフルHDで、リフレッシュレートは最大240Hzをサポートする。応答速度はGTGで0.5ms。
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■最速540Hzの体験はいかに!?
日本エイサー
「Nitro XV242Fbmiiprx」(9万9800円)
リフレッシュレートの高さは必見。また、表示色自体は約1677万色ですが、Delta E1未満の色精度の高さは見逃せないポイントです
1月に発売されたコアゲーマー向けの24.1型ゲーミングモニター。解像度はフルHDで、リフレッシュレートは最大540Hzに対応。応答速度はGTGで1ms、GTG minで0.1msだ。
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■次世代のIPSパネルを搭載
MSI MSI
「MAG 323UPF」(12万780円)
IPS方式のパネルは発色に優れ、視野角も広い反面、応答性が劣るとされていましたが、「RAPID IPS」は4倍ほど高速な応答速度を兼ね備えたことで良いとこどりに。飛び抜けた仕様はないものの、総合的な魅力は高いです
昨年11月に発売された32型のゲーミングモニターで、解像度4K UHD、かつHDRに対応。リフレッシュレート160HzのRAPID IPSパネルを搭載し、応答速度はGTGで1msだ。色域はDCI-P3を95%カバーする。USB PD90Wでのデバイスへの給電が可能なこともポイント。
※2024年3月6日発売「GoodsPress」4月号32-33ページの記事をもとに構成しています
<文/井上晃>
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