【ビジネスパーソンのための美容健康&最新ギア】
不眠大国である我が国、日本。令和になっても変わらず睡眠に悩みを抱えている人が少なくないのでは。新生活を前に睡眠改善をしたい人のために、その道の専門家に正しい快眠の術を聞いた。
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「集中力も論理的思考も、アイデアも、人とのコミュニケーションも、人前でも堂々と話す度胸も、全て“良質な睡眠”を得ることで叶うと断言します」とは睡眠の重要性を熱量込めて語ってくれた眠りとお風呂の専門家・小林麻利子先生。また睡眠ギアを取り入れる前に行うべき快眠習慣として、次のように話す。
「できたらはじめに“脳波測定”を行ってください。脳波をダイレクトに測定することで、その人が抱える睡眠の悩みの本質を客観的に理解することができます。私はしっかり眠れているから問題ないと思っている人がほとんどです。主観ではなくデータとして客観的に可視化し、本質を直視することで具体的な対策案を提示でき、効力よく睡眠の悩みをケアできますからね。一生のうち一度は受けてみると良いでしょう」
前述のアプローチが最も有力な快眠行動への道だ。また今までは、クリニックに足を運び検査する脳波測定が主流だったが、JCSP日本睡眠改善カウンセリングでは、誰でも簡単に行えるオンライン検査を提供している。とはいえ、それもなかなか実践できない人も少なくないだろう。そんな人のための対策も続けて話す。
「寝る前の交感神経を低下させ、脳の深部体温も低下させる行動がオススメです。簡単なのは頭の血流、耳の血流、目の血流を良くすること。血管が拡張すると深部体温が放熱しやすくなるので、今回セレクトした大ぶりのシャワーヘッドや、頭皮マッサージ機器は優位に働きます。次に“嗅覚”にアプローチすること。というのはも視覚、聴覚、触覚と他の五感に比べても圧倒的に自律神経に作用するスピードが早くリラックスできるからです。
最後に呼吸です。呼吸は体の中で唯一、自律的に意識しなくても動かすことができるところで、呼吸数によって心臓の心拍数をコントロールできます。呼吸を制御できたら睡眠を制御できたと言っても過言ではないです」
眠りとお風呂の専門家/小林麻利子先生
SleepLIVE株式会社(スリープライブ)代表取締役および公認心理師。科学的根拠のある最新研究に基づき、4千人以上の悩みを解決。忙しい人のために、オンラインで受けられるJCSP日本睡眠改善カウンセリング・脳波測定も絶賛提供中
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