とにかく自然の中に身を置きたくて向かったのは、アウトドアショップ。すぐに道具一式を揃えてキャンプに出かけてみたが、それでも飽き足らなくなってしまったという。
「もちろん楽しかったのですが、もうちょっと何かしたいと思い〝バンキャンプスタイル〟に行きついて、ベース車は古めのボンゴにしました。これなら価格も安いので、理想を追求し過ぎて失敗しても、笑って済ませられますからね(笑)」
天井の板張りなどインテリアのリノベだけでなく、外装のペイントもアウトドア仲間と一緒に行い、お気に入りの一台がひとまず完成。オシャレな雑貨屋を思わせるインテリアと、シンプルでありながら元々のデザインを生かした渋めのカラーリングは、自然の中に違和感なく溶け込む。
「気に入っているのは、キャンプ場に着いてリアゲートを開け、イスと焚火台を出せばすぐにキャンプを始められるスムーズさです。設営や撤収にほとんど時間を使わないので、料理にこだわってみたり、余った時間を使って遊んだりと、キャンプの幅が広がりました。食事や就寝時は車内を使用していますが、自然も十分に感じられますし悪いところはないですね」
この秘密基地はまだまだ完成していない。自ら手がけることで、少しずつ理想的なキャンプスタイルに近づけることができるのだ。
ヘンミマオさん
コロナ禍をきっかけにキャンプにハマり一念発起し独立。現在はアウトドアフリーランスとしてキャンプイベントの開催、グッズ販売などを手掛けるなど、精力的に活躍中
※2024年6月6日発売「GoodsPress」7月号92-93ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/今雄飛(ミラソル・デポルテ)>
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