日本のモノづくりを支える生産背景に潜入!Let's工場見学【今、注目すべきジャパンブランドの逸品】

【タイガー魔法瓶】

■鍋のような脅威の大火力その秘密は…!?

炊飯器の本質とは“いかに美味しくごはんが炊けるか”。そこでもっとも重要となるのが火力。タイガー魔法瓶がミヤオカカンパニーリミテドと協業し、約2年間の開発期間を経て完成させたのが、土鍋で有名な四日市萬古焼の内釜だ。両者がこれまで培ってきた技術の共有と情熱が300℃という圧倒的火力を実現し、ご泡火炊きにさらなる進化をもたらす。その艶やかで美味なるごはんに101年目の本気を見た。

タイガー魔法瓶
「土鍋ご泡火炊き JRX-G100」(実勢価格:14万8500円)

本土鍋にこだわりぬいた“土鍋ご泡火炊き”の最上位機種。特長である遠赤効果をさらに高めるために新開発の釉薬を採用し、よりごはんをふっくらと炊きあげることが可能に。

<生産背景を覗き見!>

▼内釡には世界中から厳選した10種類以上の原料を使用

その時々の気候に合わせてブレンドして、土鍋の素地を作り、内釡の形状に成型していく。

▼三度焼きで頑丈に焼き締め、強度を高める

異なる温度での焼成を三度繰り返すことで、強度と共に厚みや寸法の精度も高まっていく。

▼IH発熱体シートを人の手で貼り付ける

曲面に隙間なく歪まずに貼るのは機械では難しく、人間の手でしかなし得ない。これぞまさに職人技。

 

【Panasonic】

■繊維の奥にまで届く抜群の洗浄力その秘密は…!?

同社の洗濯機を一手に担うのが、静岡県にある袋井工場。注目は洗濯・乾燥の要となるドラムだ。通常は部品ごとに別工場で製造して組み上げるところを素材加工から一貫して同工場内で行われている。クオリティの管理は当然ながら、洗浄効果に大きく影響するドラム形状といった日々の研究も怠らない。この研究と生産のプロセスを同時に行える環境こそが、進化し続ける洗浄力の秘密と言えるだろう。

パナソニック
「NA-LX129CL」(実勢価格:32万8680円)

洗濯・乾燥の鍵を握るスゴ落ち泡洗浄とヒートポンプに加え、タイパにも効果的なトリプル自動投入も搭載。はっ水回復コースなど、汚れや衣類に合わせ多彩なコースが選べるのも人気の理由。

▼スゴ落ち泡洗浄にも大きく関係するドラム

濃密泡と高浸透バブルシャワーで、繊維の奥の汚れまで落とすスゴ落ち泡洗浄とふんわり乾燥させるヒートポンプ。この2大機能もこだわりのドラムがあってこそ可能に。

<生産背景を覗き見!>

▼部品の製造から一貫して自社工場内で行うこだわり

袋井工場では、主要部材を製造する源泉工程から組み立てまで一貫生産されている。このような工場は、国内でも少数なのだとか。

▼洗浄に影響するドラムの形状は、たゆまない研究の成果

写真は、ステンレスを打ち出して製造されたドラム。その形状が洗浄効果にも大きく影響するため、生産と同時に日々研究も続けてられている。

※2024年7月5日発売「GoodsPress」8・9月合併号110-111ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【今、注目すべきジャパンブランドの逸品】

<取材・文/TOMMY>

 

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