【日常に防災を意識する「ニチボ」のススメ】
もしもの災害時に最低限の照明や情報源を確保する上で、デジタルギアの存在は欠かせない。ここでは、最近の防災ガジェット・ギアのトレンドを押さえながら、予算的にも比較的入手しやすい選択肢を一挙にチェックしていこう。
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防災視点でデジタルギアを用意する上で、もっとも重要なのは電源の確保だ。もし大容量のポータブル電源とソーラーパネルを確保できれば、災害時の電力について心配は減るだろう。ただし、収納スペースや予算の兼ね合いで、実現が難しいことも多々あるはずだ。
手頃な代替案としては、中容量から小容量のポータブル電源や、備蓄している乾電池を利用する機器の選択も検討したい。特に、乾電池で利用できる機器については、乾電池の備蓄さえあれば、照明の確保や、情報源となるラジオ、スマートフォンの充電などにも備えられる。
クルマを所有する家庭では、エンジン稼働での発電も、電源確保の視点で重要だ。日頃からこまめに燃料補給をしておくことはもちろん、社内で交流電源を利用できるようにカーインバーターの準備も忘れずに。
なお、可能ならひとつのアイテムに頼るのではなく、複数の選択肢を組み合わせることで、備えをより盤石にしておこう。
ITライター 井上 晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスなどを取材。Webメディアや雑誌に記事を寄稿する。X:@kira_e_noway
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