Apple
「iPhone 16」(12万4800円〜)
6.1型の「iPhone 16」と6.7型の「iPhone 16 Plus」の2サイズ展開。最新世代のA18チップを搭載する。本モデルでは「空間ビデオ」の撮影にも対応するなど、前世代ではProシリーズの特権だった特徴を多く踏襲した。
■新機能を見据えた大幅スペックアップに注目
2024年秋、買いの1台は間違いなく「iPhone 16」だ。アップルインテリジェンスが対応したことそれ自体の恩恵は現時点では未知数なものの、その対応を図るためにスタンダードモデルでありながらも性能面での底上げが図られていることが重要である。
例えば、AAAタイトルのゲームアプリのプレイや、Apple Vision Proで視聴できる「空間ビデオ」の撮影、超広角カメラを用いたマクロ写真の撮影、アクションボタンの搭載——など、従来では上位のProシリーズのみの特権だった機能を多くサポートしている点も見逃せない。その反面、価格も前世代から据え置きで、久しぶりにiPhoneを買い替えるのであればまずコレを検討すべきだろう。
一方、USB Type-Cポートの規格がUSB 2のままであるなど、前世代から引き継ぐ弱点も残ってはいる。クリエイティブな運用やプロユースであれば、Proシリーズのメリットも健在であり、比較検討の作業は必須だ。
■カメラコントロール
左側面の「アクションボタン」だけでなく、右側面の電源ボタン下部にタッチ操作が可能な「カメラコントロール」を新搭載。カメラのシャッター操作や設定変更が可能だ。
■12メガピクセル超広角カメラ
従来Proシリーズのみが対応していたマクロ写真撮影を新たにサポート。被写体に近い位置での接写を楽しめる。
■Apple Intelligenceのための設計
従来のA16 Bionicからナンバリングをふたつ増やした「A18」チップを搭載。AAAタイトルのゲームプレイにも対応。
※2024年10月4日発売「GoodsPress」11月号18-19ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/井上 晃>
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