【「冬の大本命」アウターとスニーカー】
ハードな環境を想定して作られるアウトドアウェアには、常に軽量性や保温性、撥水性といった機能が高いレベルで求められている。今回は「karrimor」に、“ギア”としてのアウターとその進化、そして今季の新作と注目の機能性素材について取材を実施した!
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「昨シーズンまでは、幅広いアウトドアシーンに合わせた製品も多かったのに対し、今季は登山にグッと寄せ、機能性をテーマとしたアイテムを多くラインナップしました」
そう話すのはカリマーの狩野さん。カリマーは1946年の創業以来、バックパックをはじめとする多くのアウトドア製品を手掛けてきた。そのフィールドで培ったノウハウは、アウターにも活用されている。新作の特徴や、注力したポイントを伺った。
「特に意識したのは携行性です。今回新たにダウンウェアを3品番追加したのですが、やはり収納時に小さくできるのはダウンの利点。登山の装備としても優れています。また、羽毛の量も使用シーンやレイヤリングを想定して細かく調整しています。昨年が暖冬だったということもあり、それ一枚で完結するよりは、重ね着で体温を調節するのがオススメですね」
その一方で、タウンで使用されることも想定しているようだ。
「開発シーンは登山を想定していますが、寒さを感じるという点では街中でも同じですよね。登山ウェアではありますが、タウンでも問題なく使えます。また、アウトドア全体のトレンドとして、ナチュラルカラーの採用が増えていますよね。カリマーでも落ち着きのある『クワイエットカラー』を掲げ、街なじみのいいカラーリングを増やしています」
新作の「ultra feather jkt」も落ち着いたトーンのカラーをラインナップ。より街中でも着やすいようアレンジされている。
普段のメインアウターや街着としての使い勝手について、富山さんが次のように続ける。
「『eday down parka』で採用しているダントツ撥水という加工は、100回の洗濯でもはっ水性能を維持してくれます。アウトドア好きといえど、普段は街中で過ごすことのほうが多いはず。その意味では、タウンユースしたいウェアにこそ嬉しい機能です。しかも水だけでなく油も弾くので、より気軽に普段から使っていただきやすいと思いますね」
また富山さんはトレンドに左右されない長く愛用されるものが作れたら、とも語ってくれた。新たな機能かはたまた新しいシルエットか。カリマーからアウターのニュースタンダードが誕生する日が楽しみだ。
カリマーインターナショナル株式会社
商品部 プロダクトチーム 狩野ゆかりさん
カリマーインターナショナル株式会社
商品部 プロダクトチーム 富山武範さん
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