■今冬押さえておくべき「パフテック」アウター5選
ここからは、そんな優れたパフテックの2024年秋冬ラインナップから、注目の5つのアイテムを紹介する。
【アイテム1】:「パフテックコンパクトベスト」3990円
秋冬の重ね着スタイルで重宝するのが、インナーとアウターを兼ねるインサレーション(中綿入り)ベスト。インナーダウン的な使い方をする場合、肌に近くなることが多いが、そこで“湿気に強い”というパフテックの特性が活きる。
デザイン面では、角度浅めのVネックが程良いバランスで、厚みを抑えた仕上がりが気軽に羽織れるポイントだ。
カラーバリエーションは写真のネイビーに加え、ブラックとダークグレーを展開。シルエットは体にフィットするジャストめで、どの色を選んでもシックな仕上がり。スーツスタイルにも問題なく馴染むデザインだ。さらに、持ち運びやすいパッカブル仕様で、活躍の幅がより広がるのも魅力的。
【アイテム2】:「パフテックパーカ」6990円
2着目は、キルティング模様が新鮮で遊び心を加えた「パフテックパーカ」。今秋冬のラインアップを象徴するアイテムだ。ボディには東レ製の特殊素材を採用。2枚の生地を織り合わせた構造で、針穴がなく雨や風の侵入を防ぎやすいのが特長だ。
また、腕の可動域を広げ、動きやすさを追求した3Dカット設計も大きな魅力。
カラーバリエーションは、オフホワイト、グリーン、ブルー、ダークグレー、ブラックと、今期のパフテックの中でも最多の5色展開。
注目すべきポイントは、袖口と裾の脇から後ろにかけて配された伸縮性の高いテープとギャザー。このディテールが冷気の侵入を防ぎ、過度な重ね着をせずとも快適に冬を過ごせる仕上がりとなっている。
【アイテム3】:「パフテックキルティングジャケット」6990円
細かいステッチで仕切ることで中綿の片寄りを防ぐと同時に、シンプルなデザインにアクセントを加えるのがキルティングの魅力だ。さらに、カジュアル過ぎないダイヤ型のキルティング模様は、さまざまなシーンで活躍。
適度なリラックスシルエットは性別を問わず着用でき、ユーティリティ性に優れた本アイテムならではの特長といえる。
カラーバリエーションはベージュ、ブラック、グリーンの3色展開。デザインは袖リブ仕様のコーチジャケットを彷彿とさせ、ダイヤ状のキルティングが醸し出すノスタルジックな雰囲気も肩の力を抜いた印象で実に良い仕上がりだ。
アウターとして1着で完結するデザイン性は、今期ラインアップの中でも随一の実力を誇る。
【アイテム4】:「パフテックジャケット」5990円
パフテックの強みである軽量性を活かすなら、ミドラーとして使いやすい「パフテックジャケット」が最適だ。すっきりとしたナローキルトデザインとレギュラーフィットにより、体にほど良くフィットし、アウターを重ねても収まりが良いのが特徴。
また、静電気の発生を防ぐ裏地を採用している点もうれしいポイントだ。
気になるカラーバリエーションは、清潔感と汎用性を兼ね備えたネイビーと、どんな着こなしにも馴染む定番のブラックという鉄板の2色展開。
パッカブル仕様で、収納袋は裏地にワンタッチで着脱可能。コンパクトにまとめて持ち運べるため、旅先に持参する“常備ミドラー(中間着)”としてもおすすめの一着だ。
【アイテム5】:「パフテックボリュームパーカ」1万2900円
“今冬押さえておくべき「パフテック」”のラストを飾るのは、アウトドアウェアやミリタリーウェアから着想を得た「パフテックボリュームパーカ」。
ゆったりとしたシルエットが映えるデザインで、無骨さを感じさせるシンプルな仕上がりだ。太めの糸を使用したステッチワークが大人の装いに馴染み、自然なカジュアル感を演出している。
カラーバリエーションは、ナチュラル、ダークグレー、ダークブラウンの3色展開で、どれも“こなれ感”を演出しやすいカラー。手元まですっぽり覆うゆったりとしたシルエットでざっくり羽織れるため、重ね着にも最適だ。
また、ポケットの内側片面には起毛素材を使用し、ハンドウォーマーとしても機能。肌寒い季節にうれしいディテールが備わっている。
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本記事のタイトルでも触れたように、年々暖冬傾向が強まる日本列島では、秋冬のアウター選びが難しくなっている。暖かさを重視するのは当然だが、過剰な防寒がトゥーマッチになることも。その点で、時代にフィットした選択肢として浮上しているのが「パフテック」だ。
ただし、ユニクロの柳内会長は「現状のパフテックがダウンを凌駕しているとは言えない部分もある」と率直に語る。しかし一方で、「羽毛が飛び出しやすいダウンとは異なり、デザインの自由度が高い」というメリットも挙げており、その進化の可能性を示唆している。
さらに、ユニクロならではの良心的なプライス設定も見逃せない。年末年始で出費がかさむこの時期にとってうれしいポイントだ。暖冬時代における新たなパートナーとして、パフテックは果たしてその期待に応えられるか。その答えを出すのは、あなた自身である。
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執筆者/TOMMY|メンズファッション誌を中心に、ファッションやアイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛する。Twitter
<取材・文/TOMMY スタイリング/井上裕介 写真/田中利幸 取材協力/UNIQLO>
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