米澤:実はダウンを洗わないって人は多いんですよ。昔は羽毛自体に脂がついていることが良しとされていたんです。でもそれだと羽毛が膨らみきらずに保温力も落ちるので、今では洗濯を推奨しています。自宅でも寝ると大抵汗をかきますよね。寝袋もダウンパンツもその湿気を吸って固まってしまうので、もし毎回洗濯が難しければ干すだけでもOKです。
――NANGAには独自の「オーロラテックス」が使われている製品もありますが、取り扱いはほかと変わらないんでしょうか?
米澤:高温乾燥などを避けてもらえれば。あとは、気になる方はダウン用の洗剤を使うとものによっては撥水能力を元に戻す機能があるのでオススメですね。正しく洗濯をすれば、「オーロラ」自体10年以上効果が続くはずです。
板倉:メンテナンスすればダウンは長く使えるってことですかね?
米澤:そうですね。やはりメンテナンスが第一。まずは一度自宅で洗濯してみると良いと思います!
■高品質ダウンの実力がよく分かるNANGAの“看板”ダウンギアとセット買いしたいホームケア製品をチェック!
NANGA
「AURORA TEX light 600 DX」(6万2700円)
760FPのスパニッシュダックダウン90-10%を採用。収納時はコンパクトながら、使用時には早く膨らむ。保温性を確保しつつも携行性が良く、荷物に制限のあるソロキャンプや登山でも活躍する。快適使用温度は-4度、下限温度は-11度。
NANGA
「NANGA×STORM CARE SET 225ml」(3520円)(左:クリーナー225ml 1540円/右:プルーファー225ml 1980円)
英国のアウトドア専用のケアキット「STORM」のNANGA特注パッケージ。ダウン製品全般の洗濯、クリーニングに使える洗剤と撥水剤がセットになっており、ウェア本来の機能の回復&長持ちに役立つ。単体での購入も可能。
NANGA
「MESH BAG」(1760円)
ダウン製品の自宅での保管に便利なメッシュバッグ。通気性がよく、またゆるめのサイジングなので寝袋などの収納時でも製品に負荷が少なく、長期保管にも最適だ。開口部はストッパー付きのドローコード仕様。Φ34×83cm。
NANGA
「AURORA TEX DOWN JACKET」(4万7300円)
NANGA独自の防水透湿素材「オーロラテックス」を使用した人気の定番ダウン。耐水圧20000mm、透湿性6000g/平方メートル/24hrsを誇り、悪天時でもダウンの弱点である「濡れ」を防いでくれる。今季は新たに新サイズと新色が追加された。
■普段の気になるコトを担当者に直撃!
取材時には用意してもらった各製品を手に取りながら対談。板倉さん自身もNANGA製品を普段愛用しているとあって、いちユーザーならではの等身大な質問を投げかけた。
■これからは安心して洗濯できそう!
僕も以前、寝袋やダウン製品の洗い方をネットでいろいろ調べたんですけど、書いてあったのがやっぱり「お湯を湯船に張って優しく揉むように…」。それ見て、そんな面倒くさいこと毎回できるか! って思っていたんですよ。でもNANGA製品に関しては今回話を聞いて結構ハードルが下がりましたね。
※2024年11月6日発売「GoodsPress」12月号122-123ページの記事をもとに構成しています
<写真/湯浅立志(Y2) 取材・文/編集部>
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