【身も心もホッコリ 温活のススメ】
むやみに体を温めるだけではなく、適度な温度と湿度を保てるかが、良質な睡眠を得るためのポイントとなる。そんな理想的な環境を整えられる、マットレスやパジャマなどを中心に紹介する!
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温活と言っても、睡眠中に関しては、むやみに体を温めては逆に寝苦しくなるため、最適な温度と湿度を保つ必要がある。その目安は、寝床内の温度が33度で湿度が50%。温活に詳しい伊森ちづるさんは次のように語る。
「入浴などで深部体温が一旦上がった後、その体温が下がるタイミングで眠くなります。せっかく睡眠スイッチが入っても、布団が冷たいと台無しです。そのため湯たんぽや布団乾燥機などで温めておくのがベストです」
また汗が抜けやすいパジャマもおすすめ。布団なども基本は同様だが、発汗した際に熱が籠もると寝苦しくなり、汗をかいたまま寝ていると、汗が冷えた時に体が冷え過ぎてしまう。
そのほかスムーズな睡眠を目指すのなら、就寝前に目を温めたり耳を温めたりするのも良いという。
「リラックス効果が期待できますし、就寝前のルーティンを作ることで睡眠スイッチが入りやすくなります。そのほか寝る前は足を冷やさないようにスリッパや、ゆったりとした靴下などを履いておくといいですよ」
もちろん就寝前にスマートフォンなどの画面を見たり、煌々と明かりを付けておくのも控えよう。そうして徐々に眠くなってきたら、体を包むような温かい布団の中にもぐり込む。そうすれば、質の高い睡眠が得られるだろう。
温活ライター 伊森ちづるさん
生活家電を中心にレビュー記事などを執筆するほか、関連ジャンルである睡眠や温活についても精力的に取材する。冬は布団乾燥機が手放せない
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