完成度と作りやすさでガンダムファンも模型ファンも魅了した2024年発売のガンプラ5体

3. 発売から14年を経て、「Ver.2.0」となり大きな進化を遂げた「RG ガンダム」

1/144スケールながら、機体内部のフレーム構造を再現し、緻密なパーツ構成と質感を追求した「RG(リアルグレード)」シリーズとして、「RG 1/144 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0」が8月10日に発売されました。

2010年に発売された「RG 1/144 RX-78-2 ガンダム」のリニューアル版で、14年間で大幅に進化した設計と成形技術を導入。

ガンダムのオリジナルデザインへの回帰を果たす関節構造は、可動軸の再解釈により「関節に見える部分がきちんと曲がる」という新構造を採用し、これまで以上によく動くガンダムを構築しています。

1/144スケールでありながら、コア・ファイターの内蔵を再現しているのもポイントで、この「Ver.2.0」では変形後のコア・ブロックにも新開発の補助関節ギミックを内蔵して、合体時も腰の動きに干渉しないよう設計されています。

 

4. 『復習のレクイエム』のガンダムがプラモデルに!“白い悪魔”のシルエットを完全再現

2024年10月17日からNetflixにて世界独占配信がスタートした『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』。主人公イリヤ・ソラリが所属するジオン軍のレッド・ウルフ隊を強襲した連邦軍の最新鋭MS「ガンダムEX」が「HG 1/144 ガンダムEX (復讐のレクイエム)」(2090円)として10月19日に発売されました。

「RX-78-2 ガンダム」の意匠を残しつつ、独自解釈でデザインされた機体を忠実に立体化。

複数に分割された特徴的なツイン・アイはシールによって再現され、発光パターンが異なる3種類を選択して貼る仕様です。

バックパックはショルダー・ガトリング、ビーム・サーベルを3本収納したサーベルラックなどを備え、それぞれに可動軸が設けられ、使用時の様子を再現できます。

 

5. 昭和のガンプラブームに誰もが手にした“300円ガンダム”を、現代の技術でリニューアル!

『機動戦士ガンダム』本放送終了後の1980年代初頭に巻き起こった“ガンプラブーム”の立役者「1/144 ガンダム」が、44年の時を経て“リバイバル”されたのがこの「ベストメカコレクション 1/144 RX-78-2 ガンダム (REVIVAL Ver.)」(1320円)です。

当時のブランド「ベストメカコレクション」の名を冠し、1980年の発売当時の形状はそのままに、多色パーツ成形の「イロプラ」、パーツを手で取り外せる「タッチゲート」、接着剤不要の「スナップフィット」といった、BANDAI SPIRITSが長くガンプラで培ってきた技術を詰め込んで、組み立てるだけでパッケージに写っていたガンダムが完成します。

現代のガンプラで導入されているユーザーに易しい要素を、昔懐かしいガンダムとともに体験できるキットとなっています。

>> バンダイ ホビーサイト「ガンプラ」

 

>> 【2024年人気アイテム総まとめ】

<文/稲元徹也 画像提供/BANDAI SPIRITS>

稲元徹也|主にゲームやホビー系の取材・執筆を行うフリーランス記者/ライター。ゲームは新旧のアクションゲーム、ホビーは「機動戦士ガンダム」や「装甲騎兵ボトムズ」などのメカ描写にこだわりが見える作品の造形に傾倒。 正しい情報と、少しの主観を織り交ぜた読みやすい記事を作ることを信条としている。

 

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