【GoodsPress Award 2024】
長らく音楽好きの本格アイテムとされてきたヘッドホンだが、今やファッションアイテムとしてライトユーザーにも支持されている。ここでは革新的モデルやファッショナブルなモデルなど今年を象徴する逸品を選出!
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新たな技術に新たなスタイル…2024年はヘッドホンにとって変化の年となった。
「ただ高音質のみを追求して受賞したヘッドホンは1機種もありません」とAV評論家の折原さんは断言する。
まず、大賞モデルのnwm「nwm ONE」は、ヘッドホン型でありながら耳を覆わず、装着スタイルからして決定的にユニーク。普通に考えると音漏れしそうだが、そこは独自のPSZ技術でケア。
「着けていて非常にラクだし、音質も想像以上に本格派。音楽だけでなく仕事にも最適。ヘッドホンの対象はこれ以外ありえません」と絶賛する。
もうひとつのトレンドは、Z世代により首に掛けて“見せる”スタイルの浸透だ。
「ソニーの『ULT WEAR』は、若者向けの“ULT”なスタイルの両立がいい。でも真の勝者はアップルの『AirPods MAX』ですね。今年USB-C版の新機種も出ましたから」
Sonosは高価格機らしくDolby Atmosのサラウンドに対応。ヘッドホンは突き抜けた個性がなければ選ばれない時代に突入した。
AV評論家 折原一也
1979年生まれ。PC系出版社編集職を経て、AVライター/評論家として専門誌やWebで執筆。2009年よりVGP審査員・ライフスタイル分科会副座長
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