【GoodsPress Award 2024】
「いかにごはんを美味しく炊けるか」を追求するため、各社さまざまなアプローチでしのぎを削る「炊飯器」。その答えと言える至高の5モデルを家電のプロが厳選。炊飯器が理想にまた一歩近づいた!
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ごはんのおいしさは炊飯器によって大きく変わってくる。つまり、同じ米を炊くなら、少しでも美味しく炊ける炊飯器を見つけたほうが、たとえ値段が高くても長い目で見ればお得といえるだろう。
実際ここ数年のフラッグシップモデルの技術向上は目覚ましい。ごはんの甘みが年々増しており、もうこれ以上甘みは引き出せないのではと思うほどだ。アプローチは違えど、各メーカーが目指すところはただひとつ、かまどで炊いたごはんの美味しさだ。
今回大賞に選んだタイガーは、本物の土鍋を使っている点で、一歩リードしている感がある。値段は張るが、この味が毎日食べられるなら、と納得できる人も多いだろう。続く象印、パナソニックも、異なるアプローチで安定的においしく炊ける機能を搭載しており、食感の好みは分かれそうだが、いずれも甘みを存分に引き出している。
ダークホースとして選んだのが、日立だ。機能に派手さがないため目立たないが、外はしゃっきり、中はもっちりの食感、噛むほどにしみ出す甘みなど、10万円台の炊飯器に劣らない炊き上がりなのに値段は5万円台。ツインバードは忙しい人でも気軽に使える機能満載なので、炊飯器をまだ持っていない人にも試してほしい。
家電ライター 田中真紀子
家電に関する記事の執筆や監修を年間300本以上こなすほか、テレビやラジオの出演、セミナー講師など幅広く活躍する家電専門家。自宅にも常時200以上の最新家電が並び、日常的に使いこなす
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