達人は、マックスファクトリーから発売された「太陽の牙ダグラム<1/35Ver. GT DXコンプリート版>」を製作しました。本体高が275mmにもなる大型モデルでしたが、サクサクと製作が楽しめたキットです。
■バンダイもマニアックなラインナップ
キャラクター系プラモデルのトップメーカー、BANDAI SPIRITSもこれまでになかった路線での新製品を発表しています。
2024年4月に開かれた「第48回 日本ホビーショー」で発表され大いに話題となった盆栽のプラモデルが10月に発売となりました(プレミアムバンダイのみで先行販売。全国のNEIGHBORHOOD、NEIGHBORHOOD ONLINE STORE、HOODS各店、全国の正規ディーラー では2024年10月19日から店頭販売)。
盆栽のプラモデルは、以前プラッツから1/12スケールで発売さていましたが、今回BANDAI SPIRITSが発売したプラモモデルは1/1スケール。つまり実物大での模型化です。
盆栽アーティスト・浜本祐介氏が手がけた“吾妻五葉松”の盆栽をモデルに、BANDAI SPIRITSの最新技術でプラモデル化。幹や枝のパーツを組み立て、鉢にセットし、バランスを見ながらひとつずつ葉パーツを取り付ける本格的?な盆栽のプラモデルとなっています。
そしてこの12月には「ゴジラ(2024) from「ゴジラxコング 新たなる帝国」」が発売され人気を集めています。ゴジラ映画に、怪獣&メカデザインの他、設定や演出プランの提供で参加している西川伸司氏デザインの骨格と、劇中再現した外皮で立体化したキットです。有機的ゴジラの外皮のディテールと骨格構造を細部まで追求したディスプレイモデルになっています。
骨格モデルは外皮の中に収められるようになっており“骨格単体での展示” “外皮と並べての展示”と選択可能が可能です。非可動モデルということもあり、ディテールにこだわりもポイント。パーツの合わせ目が目立たないよう配慮され、顔の先から尻尾の先までマッシブなゴジラの体のうねりを再現。ゴジラファンにはたまらない仕様となっています。
<文/長谷川迷人>
長谷川迷人|東京都出身。モーターサイクル専門誌や一般趣味雑誌、模型誌の編集者を経て、模型製作のプロフェッショナルへ。プラモデル製作講座の講師を務めるほか、雑誌やメディア向けの作例製作や原稿執筆を手がける。趣味はバイクとプラモデル作りという根っからの模型人。YouTube「
モデルアート公式チャンネル」などでもレビューを配信中。
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