■2025年のトレンドスニーカーをキーワードで予測!
2024年は、テラスシューズやレトロなランニングシューズ、テック系のアウトドアシューズが人気を博していました。そのトレンドが長いだけに、2025年の後半は新たなブームが巻き起こる予感。台風の目となりそうな、さまざまなタイプのスニーカーをキーワード毎に紹介します。
1. “アウトドアシューズ”はスタイリッシュから大胆なデザインに
悪天候でも心強いアウトドアシューズが人気を集めていますが、その多くはスタイリッシュなデザイン。それのカウンターとして、2025年は大胆なデザインのアイテムに注目です。発色の良いカラーリングやアクセントになるパーツなど、コーディネートにも役立つはず。
名作ランニングシューズをアウトドア仕様に
NIKE SPORTSWEAR(ナイキ スポーツウェア)
「NIKE ZOOM VOMERO ROAM(ナイキ ズーム ボメロ ローム)」(2万5080円)
2011年に高性能ランニングシューズとして発売された「NIKE VOMERO」の系譜を受け継ぐ「NIKE ZOOM VOMERO ROAM」。撥水素材を用いたアッパーをラバーのマッドガードで覆ったデザインが、雨天に対応する既存のシューズと一線を画す存在感を放ちます。防水透湿素材の採用が当たり前になった今だからこそ履きたい1足です
都会の環境に合わせてデザインされ、雨天にも対応。アイコニックなラバーのマッドガードは、泥や水たまりからシューズを保護しながらデザイン面もフォロー。厚みのあるソールにNike Air Zoom(ナイキ エア ズーム)ユニットが採用され、どんな悪路でも履き心地は快適です。随所にリフレクティブ素材が施され、夜に着用しても存在感を発揮します。
>> ナイキ
2. 大人顔のデザインでいつもの履き心地を実現する“革靴タイプ”のスニーカー
そろそろ革靴のトレンドが到来するかも!? だからと言って高額な革靴は簡単に買えないし、スニーカーの快適な履き心地に慣れているし……。そんな悩みを解決するのが革靴型スニーカー。履き心地は変わらず、足元の印象を変えるデザインが注目される予感です。
定番のソールにローファーのアッパー
VANS(ヴァンズ)
「LOAFER(ローファー)」(1万3200円)
VANSと言えば、スケートボードやBMXなどのアクションスポーツに加え、音楽やアートもサポートしているカルチャーと密接なブランド。そんなバックボーンを踏まえたうえで、このデザインが新鮮。流行の兆しが見える革靴ですが、この「LOAFER」なら足に合わないなんてこともなく、手軽にコーディネートに取り入れることができます
VANSの伝統的なバルカナイズドワッフルソールに、ローファーデザインのアッパーをドッキング。甲にヘアレザーを採用し、高級感が漂う仕上がりに。付属のキルトをサドル部分に装着すれば、また違った表情を楽しめます。スニーカーの履き心地とローファーのデザインを融合した1足は、コーディネートのマンネリを解消してくれることでしょう。
>> ヴァンズ
3. レトロなデザインに注目したい“名作シリーズ”からの新作
名作シリーズの復刻や新作の登場は、一大トピックとしてトレンドになること請け合いです。そのなかでも昨今のトレンドから読み解けるとおり、レトロなデザインに注目したいところ。最新技術が搭載された新作モデルも、クラシカルに仕上げているようです。
現代の技術と感性を反映した「Equipment」シリーズ
adidas Originals(アディダス オリジナルス)
「EQUIPMENT TAKUMI SEN(エキップメント タクミ セン)」(2万5300円 ※1月発売予定)
1991年に誕生した“ベスト・オブ・アディダス”の別名を持つ「adidas Equipment」シリーズから、今年は新作が登場するそうです! シリーズを代表するサブグリーンやadidas Equipmentのロゴを施した、レトロ感が漂う仕上がりは今の気分にぴったり。本格ランニングシューズと同じソールを採用し、先進的な履き心地を実感できる新作に注目です
ランニングシューズから着想を得た、さまざまなシーンに対応するスニーカー。adidasがスポーツの領域で築いた豊かなヘリテージを融合し、シティライフに欠かせない心地よさと安定性をもたらします。adidas Equipmentロゴを始め、リフレクター仕様のメッシュアッパーや反射性能を備えたメタリックオーバーレイ、ランニングシューズのテクノロジーを搭載したミッドソールが印象的なデザイン。
>> アディダス
4. 細部にこだわりが光る“クラシカルなスニーカー”
テラスシューズから派生して人気のクラシカルなスニーカーに2025年も注目です。特に、ただシンプルなだけではなく、デザインやディテールにこだわっている1足がおすすめ。王道モデルとは一線を画すモデルを選べば、こなれ感を演出できます。
確かな機能を備えたシンプルなスケートシューズ
Last Resort AB(ラストリゾート AB)
「VM003-Lo」(1万5400円)
シンプルなデザインで汎用性が高いクラシカルなスニーカーですが、足元に目線を誘導する個性もあったほうがいい。「VM003-Lo」は一見するとシンプルなデザインのコートシューズのようですが、ステッチを歪ませたデザインに心をくすぐられます。王道モデルと異なるそのデザインは、履いていると注目されること間違いありません
アッパーはファッションスタイルを選ばないシンプルなデザインで、バルカナイズドソールとコットンシューレースにクラシカルな雰囲気が漂う1足。インソールにはフィット感とクッション性に優れたブランドオリジナルのCloudy Cush(クラウディクッシュ)を採用し、スケートボードの激しい動きにも対応します。
>> ラストリゾート AB
5. 薄いソールが足を強くする“ベアフットシューズ”
ハイカーやランナーを中心に支持を集めているベアフットシューズですが、特に2025年は注目度大。クッション材を使用していないソールは裸足感覚で履けると好評で、着用することによって足の強度が高まり足本来の機能を取り戻す効果があり、愛用者がじわじわと広がっています。
スマートなデザインのナチュラルフットウエア
VIVOBAREFOOT(ビボベアフット)
「GEO COURT III(ジオコートIII)」(2万7500円)
健康志向の人たちが注目しているベアフットシューズはスポーティなデザインのモノが多いですが、VIVOBAREFOOTはデイリーに履けるデザインが豊富で人気拡大中。なかでも、「GEO COURT III」はファッションスタイルを問わずに合わせやすく、さまざまなシチュエーションに対応するので、仕事から休日まで着用して体の土台となる足を鍛えたいですね
4mm厚のベアフットソールに、ポルトガル製のエシカルなクロムフリーレザーを使ったアッパーを搭載。スマートなデザインはオン・オフで着用でき、街で過ごす日常からベアフットの感覚を味わえます。つま先は幅広の設計なので、足の指を使って歩くことができ、自然な安定感を提供。土に還る自然素材を使用しているのも特徴です。
>> ビボベアフット
<文/コマツショウゴ>
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