デジタル+アナログでしっかりガード!クルマの盗難対策アイテム5選

クルマの盗難や車上荒らしはピーク時に比べれば大きく数字を減らしているものの、近年は下げ止まりの傾向。盗難被害に遭うのは高級車が多く、犯罪組織が関わっていることも多いようで、手口も複雑になっています。盗難されるのは自宅からが最も多いとのことで、ある朝起きたら愛車がなかった…という事態を防ぐためにも、クルマの盗難対策はしておきたいところです。

警察庁によると、クルマの盗難件数は2003年には6万4000件超でしたが、2023年には5700件程度と20年間で大きく減少しています。これだけ大きく数が減っているのは、その頃からイモビライザーを標準搭載したクルマが増えていることが大きな要因です。

ただ、それに合わせるように盗難の手口も巧妙になっています。イモビライザーやスマートキーなどの車両システムを“だます”手口で、リレーアタックやCANインベーダー、ゲームボーイなどと呼ばれるデジタルな手法が次々に登場しています。

こうした手口に対しては、もちろんデジタルな防犯対策も有効ですが、ハンドルやホイールをロックするアナログな防犯グッズも見直されてきています。デジタル、アナログを問わず備えておきたいクルマの防犯アイテムをピックアップしました。

 

1. オートバックス「スマートブロッカー2」

デジタル技術による車両盗難防止の代表となるのがオートバックスグループが販売する「スマートブロッカー2」です。これは車両にセキュリティ部品を取り付けた後、専用Webサイトに登録することで、スマホでエンジンの始動可否をコントロールできるようになるもの。リレーアタックやCANインベーダーだけでなく、クルマのコンピュータから直接キー情報を読み取って純正キーと同様のコードを作ってしまうゲームボーイと呼ばれる最新手口にも対応しています。

セキュリティのON/OFF操作は手持ちのスマホで可能。万が一、盗難されてしまったとしてもGPS機能によってクルマの所在地を確認できます。本体価格は6万2300円で、取り付けには車種に合わせたハーネス(1万1000円〜)と取付工賃(1万6500円)が必要。またアプリの利用料が月額1480~1980円かかりますが、巧妙化する手口に対して随時対応していくとのことで信頼感は高いといえます。

 

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