【2025ベストヒット大予想】
最新スマホは「AI/生成AI」を使った機能が当たり前の時代に。しかも最上位モデルでなくても、AI機能が使える機種が増えており、誰もがスマホでAIを使う時代が到来したと言える。AI時代を象徴する製品をチェックしよう。
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スマホ市場のトレンドとしては引き続き「AI」が強いキーワードだ。特に、25年は4月以降のソフトウェアアップデートにより、アップルのAI機能「Apple Intelligence」が日本語対応を果たす予定であることが大きなトピック。
これにより対応世代のiPhoneは、生成AIを活用した機能をようやく実用レベルで駆使できるようになる。こうした背景もあり、生成AI関連の機能は「PCに詳しい人が扱う便利な機能」という立ち位置から「多くのスマートフォンに標準機能として当たり前に組み込まれている存在」へと変化しつつあると言える。一方、Android勢の独自AI機能は既にその先を歩んでいる。特にGalaxyやシャオミなどは、生成AI機能を活用した一部機能を既に日本語で使えることが見逃せない。
昨今の端末は、こうしたAI機能を駆使するためにNPU(Neural network Processing Unit)を組み込んだチップセットを搭載している。なお、通信を必要としないオンデバイス処理が軸になってはいるものの、機能によっては通信を駆使するクラウドベースの処理も併用されているのが現状だ。各社がAIの活用方法を模索する昨今、ユーザー側も置いていかれないよう知識を深めたいものだ。
ITライター 井上 晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスなど取材。Webメディアや雑誌に、記事を寄稿する。普段使いの生成AIは有料の「ChatGPT Plus」
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