【リカバリー&ヘルスケア新常識】
健康な心身を維持するためには良質な睡眠が必要だ。日中は太陽光を浴びながら活動することで、夜は良質な睡眠が得られる。逆に良質な睡眠がとれれば、スッキリと目覚めて朝から健康的な生活が送れる。そうした良いサイクルを作り出すスリープテック・アイテムに要注目だ!
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「日中にイキイキと過ごすためには良質な睡眠が欠かせません。まずは現状の睡眠が良いのか、またはどれだけ悪いかの把握をすることが大切です」
そう語るのは睡眠環境プランナーの三橋さん。現状の睡眠を把握するには、体動や呼吸、心拍などの計測をするセンサー内蔵のデバイスが便利だという。
「最近はバイタルデータの計測だけでなく、蓄積したデータを解析したうえでのアドバイスも、非常に優れています」
さらに睡眠の悩みを具体的に改善してくれるスリープテックも続々リリースされている。
「寝つきやすい上半身を起こした姿勢で就寝して、入眠を検知すると、リラックスできるフラットな体制へ倒していく電動ベッドなどがあります。またマットレス内に風を送るものなどは、寝床内の蒸れを防いでくれるので、中途覚醒が減り睡眠の質を上げてくれます」
そのほか三橋さんは、朝になるとカーテン自動で開き、陽の光で目覚められるスマートカーテンや、体内時計をリセットするAYOの光セラピーメガネなども愛用。そうしたアナログアイテムでは不可能なアプローチで、良質な睡眠を実現するのがスリープテック。上手に使うことで、より効果的に睡眠を改善していこう。
睡眠環境プランナー 三橋美穂さん
寝具メーカーで研究開発部長を経て独立。全国での講演や執筆活動のほか、寝具や快眠グッズのプロデュース、ホテルの客室コーディネートなども手がける。著書に『眠りにいいこと100』(かんき出版)ほか多数
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