最後にピックアップするのは、以前&GPで取材した、整髪料の歴史。
日本における整髪料のはじめは、江戸時代の髷(まげ)を束ねて艶を与えるための鬢付け油や鬢水(びんみず)でした。家に風呂はなく毎日髪を洗えないので、髪に艶を与える鬢付け油が重宝されたそうです。
大きな変革があったのは明治時代。「断髪令」により男性が髷を結わなくて良くなりました。
この時期に登場したスタイルがポマード。その後は、時代とともにさまざまな髪型が流行し、その髪型に合わせて整髪しやすいスタイリング剤が次々に発売されてきました。
1950年代はヘアクリーム、60年代にはヘアリキッド、80年代はジェルや、スプレー、フォーム、90年代にはワックス、最後に2010年代にグリースが、各々の時代に流行ったヘアスタイルを作り出すために誕生しました。
400年余りの歴史を持つ整髪料。時代や発明に伴い、まだまだ進化は続いていくでしょう。
乾燥が気になるこの時期、日中つける整髪料からケア製品まで、いま使用しているヘア関連モノを見直すのに良い機会ではないでしょうか。
>> 【プロダクトヒストリー】整髪料 ~ヘアスタイルの流行とともに進化~
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(文/&GP編集部)