一般的にタラコといえばスケトウダラの卵巣を塩漬けにしたものですが、冬から早春にかけての時期にだけお目にかかれるのが「真鱈子」。
お鍋でおなじみの真鱈の卵巣で、北海道・東北や、北陸など、産地ではおなじみの食材です。
そろそろ名残の季節になってしまうので、食べるなら今!
ちょっと見た目はグロテスクですが、とにかく安くてでっかい。魚卵ニストの救世主的存在です。
煮付けなどがメジャーですが、今回はより魚卵っぽさを味わえる「しょうゆ漬け」でいただきます。漬け時間が一晩ほどかかりますが(いきなり、すみません)、作業自体はあっという間に終わります。
何といっても買ってきた真鱈の子の中身を出して醤油ダレにつけるだけ!
丁寧にするなら、ほぐす前に皮の部分に塩をして30分〜1時間ほど。くさみが取れると言われていますが、筆者は省略しちゃうことも多いです。
いざ! 袋から卵をしぼり出します。タラコより皮がタフなので、ブリブリと押し出すことができます。
切り昆布を入れるのもおすすめ。
醤油ダレは、醤油・酒・みりんをお好みで。アルコールを避けたい場合は、煮切って冷ましてから使いましょう。
卵がタレでひたひたになったら、冷蔵庫で約一晩。
翌日には、タレを吸った卵がプチプチのパツパツになってお迎えしてくれます。
たっぷりご飯に乗せてどうぞ。