乾燥や塩蔵などにより、一年中楽しめるワカメですが、実は「生」で楽しめるのは春だけ。特に、ワカメそのままの風味を味わうしゃぶしゃぶは絶品です。
生ワカメは茶色です。
お水、あるいはお水と少しのお酒を熱して、沸騰寸前くらいの火加減で、しゃぶしゃぶ開始。
鮮やかな緑色がパッとあらわれるさまは、まさに春のマジック!
全体が緑色になったら食べられます。
ポン酢で食べると、歯切れのいい食感と、さわやかな海の香り。いつものワカメとは一線を画す美味しさです。
生ワカメは、運が良ければデパートや大きなスーパーなどで手に入ります。
また、生産者によるインターネット直販も見られるので、さらに鮮度にこだわる人にはオススメです。
■その場で作る「夏みかん・甘夏のポン酢醤油」
すっきりした酸味と香りが美味しい「夏みかん」や「甘夏」。
名前に夏がついていますが、実は美味しい時期は春です。
もちろんそのまま食べたり、砂糖をふりかけて冷やしたりと、楽しみ方はいっぱいですが、存外たくさんもらったりしがち。そんな時にオススメなのが「ポン酢醤油」です。
とはいえ、保存しようと思ってつくると、容器の殺菌など意外に手間がかかりますので、柑橘が充実する時期には「その場でできたてを食べきる」スタイルもおすすめです。
作り方は、簡単&自由! 心のおもむくままに調合しましょう。
今回は甘夏を絞ります。
種を除いて、お醤油と、昆布・鷹の爪・花鰹を入れました。
甘夏で作ったので、酸味がやわらかく、柑橘らしいフレッシュな香りが鼻をくすぐるポン酢醤油ができました。
酸味が足りない場合はお酢を足したり、よりマイルドにしたければ出汁やみりんを足したりと、お好みの味で楽しんで。
豚しゃぶによく合います。