春に収穫された玉ねぎが、乾燥させないままに出荷される「新玉ねぎ」。
皮が茶色いいつもの玉ねぎに比べると水分が多く、保存はききませんが、とにかくやわらかくてみずみずしいので生食に向いています。
超簡単に食べるならマリネなどの和え物がおすすめ。
ザクザクと切ります。
ザルに入れて他の作業をしている間に、何度か手で宙に舞わせて、ふわっと空気に触れさせます。もともと辛味の少ない新玉ねぎですが、これでより穏やかな味に。
あとはいつものハムと混ぜて、好きなドレッシングで和えるだけ。今回は油・酢・塩だけのビネグレットで。
ちょっと華やかにしたい時は、香味野菜や、これまた旬の柑橘類が合います。
画像は、セロリと白い皮の部分まで食べられる日向夏を添えました。
他にも、ハムをスモークサーモンや市販のシメサバに変えても美味しいですよ!
■うららかな春に酔う「にごり酒」
「ひやおろし」や「しぼりたて」など、季節ならではの日本酒を楽しむ方が増えていますね。
"パパッと食べる"どころの話ではなく開けて飲むだけで恐縮ですが、春にも絶対味わっておきたい旬の「酒」があります。
冬から春になるこの時期は、上記の「しぼりたて」が飲める時期。できたての日本酒のフレッシュで、ピチピチした味わいが楽しめる楽しい季節です。
また、春にはコク深い「にごり酒」も多く出回ります。
濃厚なものから「ささにごり」や「うすにごり」と言ったちょっと大人なにごり酒まで味わいはさまざま。
今回は福井は舟木酒造の「北の庄 越前雪国そだち にごり酒」を買ってきました。
どっしりとお米の存在を感じる、素朴な味わいのにごり酒です。
肴は、春らしくたらの芽のグリルに味噌をつけて。
濃厚なにごり酒には、クリーミーな味や、ナッティな風味がよく合います。スモークチーズなども鉄板おつまみですね。
また杯に注いでから、しばらく待って、上澄みとお米クリームを分離させて飲んでも楽しいですよ!
とろりと白いにごり酒を、3月3日の桃の節句の雰囲気の中で飲むのもオツなものです。産地や味わいもそれぞれに楽しい春酒で、うららかな気候に酔ってみてはいかがでしょうか?
手軽に食べられる食材で、日本の春をたっぷり味わってみてはいかがでしょうか。
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(文/くぼきひろこ)
美食・カルチャー・ライフスタイル・クルマ・ゴルフ・巷の美女etc……対象は様々に、雑誌・ウェブサイト等の各種媒体にて活動中のフリーライター。「人の仕事のすべて。そして、その仕事から生み出されるすべてのモノゴトが面白い!」と津々浦々の興味津々で取材・執筆を行う。