安蔵:最近新製品を矢継ぎ早に出しているアイリスオーヤマですが、ついに大型家電であるエアコンに参入しましたね。大阪にR&Dセンターを開設して、在阪メーカーの退職者を数多く雇い入れているようですが、その成果がどんどんと出ている感じです。
奈津子:私は個人的にアイリスオーヤマの動向にはかなり興味があります。「値ごろ価格」をコンセプトとしていて、日ごろから面白い家電をたくさん発売していますね。いよいよ大型白物家電ということで、ワクワクしながら発表会を取材してきました。
安蔵:10畳用と14畳用で、それぞれWi-Fi・人感センサー搭載でスマホ対応のモデルと、非搭載のスタンダードモデルを用意するというコンパクトなラインアップなのも同社らしいです。
奈津子:他社のスマホ対応エアコンの場合、基本的に別売のアダプターを装着する必要があるのですが、こちらは内蔵されているのが魅力ですね。QRコードを読み取って接続設定を済ませられるようにしているなど、気が利いていると感じました。
安蔵:スマホ対応モデルでも実勢価格が10畳用で7万9800円、14畳用で9万9800円と、アイリスオーヤマらしいリーズナブルさですね。
奈津子:これからの季節、熱中症などの対策をしっかりしておきたい高齢者だけでなく、帰宅前に部屋の温度を整えておきたい単身者にとってもこのIoTエアコンはかなり重宝されると思います。私も独身のため、真夏日や真冬ほど「家に家族がいればなぁ……」としみじみ感じることがあるので、それを実践してくれるのはかなりありがたいです。
安蔵:外出時に電源をオン・オフできる以外にも、就寝中の温度設定を細かく調節できるのはとてもうれしいですね。