[ガスカートリッジ]
◯扱いやすく比較的入手しやすい
◯対応器具がコンパクトになる
×ガソリンよりパワー面で劣る
最も一般的で扱いやすいアウトドア用燃料がガスカートリッジだ。頑丈な鉄製の容器の中に、圧縮されて液化したガスが入っている。カートリッジ上部のバルブにバーナーやランタンをねじ込んでつなげると、カートリッジ側のバルブが押し下げられてガスが出る。バルブはばね式になっているので、外せば自動的に栓が閉まってくれるので安全性は高い。
多くのメーカーから発売されていて、バーナーとガスカートリッジが別メーカーでも接続できるが、バーナーの性能を引き出したり、安全性の点から、同一メーカーなど、メーカーが推奨するモノを使うことが前提とされている。ちなみに容積あたりの熱効率は、アルコールやガソリンより劣る。
スノーピーク/ギガパワーマイクロマックス
2800kcal/hのハイパワーを誇り、3枚の五徳を折りたためば、コンパクトに収納できる。火力調整も用意だ。106g。4860円
[ホワイトガソリン]
◯火力が強く燃費も良い
×ポンピングなど手順が多い
×専門店などでしか買えないなど入手困難
高精製度ガソリンで、主にアウトドア用の燃料として精製されている。タンク内の空気を加圧して、その力で燃料を送り出す仕組みになっているため、点火前に圧力をかける必要がある(ポンピング)。こまめに器具をメンテナンスしなければならないなど手間は多いが、とにかく火力は強い。
コールマン/スポーツスターⅡ
気候の変化や寒冷地に強い、定番のシングルバーナー。シンプルな構造で使いやすい。直径14×H14㎝ 約960g 1万152円
[レギュラーガソリン/軽油/灯油]
◯ガソリンスタンドで入手できる
×器具はこまめなメンテナンスが必要
×携行缶がないと購入できない
最近はレギュラーガソリンや灯油など、入手しやすい燃料が使えるモデルも増えてきている。ツーリングや海外キャンプの場合には、アウトドアショップが見つからなくてもガソリンスタンドで入手できるので便利。ただしセルフスタンドで自分で入れるのは違法。スタッフが常駐しているスタンドで入れてもらう必要がある。取り扱いに注意が必要なので中級者以上向けだ。
SOTO/MUKAストーブ
自動車用レギュラーガソリンが使える(ノズル交換なしにホワイトガソリンも使用可能)ので、ガソリンスタンドがあれば燃料には困らない。火力も強い。最大4000kcal/h 327g 1万7280円
[燃料用アルコール]
◯燃料が安価
◯容易に入手可能
×火力が弱い
×ランタンと燃料の共有ができない
アルコールを気化させ燃焼させる仕組みのアルコールバーナーは、燃料が容易に手に入ること、仕組みが単純で軽量なことが利点だ。軽量派の人にとっては外せないアイテムだ。
半世紀以上前から売られているロングセラー。アルコールタンクの2/3の注入量で約25 分燃焼する。風や低音に強く、着火も比較的簡単だ。ソロキャンプでお湯を沸かすなど、目的のはっきりした使用に向いている。
<文/エンドウヒデカズ>
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