■iPhone内の「動画」を見る方法
「プライム・フォト」では、ビデオ(動画)も保管できます。でも、写真とは違い、動画は無制限にアップロードできず、一定量を超えると有料になってしまいます。そのため、できるだけコストを安く済ませたいなら、必要な時だけ動画をアップして、楽しんだ後はこまめに「プライム・フォト」内の動画を削除しておくことです。
そうしたアップロードと削除の手間を省きたい、なおかつコストをかけたくない、という人にはYouTubeがオススメ。最初の手間は必要ですが、2度目からは手間なく無料で、iPhone内の動画をFire TV Stickを使ってテレビで見られるようになります。そもそもFire TV Stickを使わなくても、最近ではほとんどのテレビがYouTubeに対応しているので、Amazonプライムの会員でなくてもオススメです。
まずはiPhoneに「YouTube」の公式アプリをインストールします(もちろんGoogleアカウントは必須)。iPhoneの「写真」アプリから、アップしたい動画を開きます。アプリ下部の左端にある「共有」ボタンをクリック。選択肢の中に現れる「YouTube」を選択。あとはタイトルや動画の説明、アップロード時の画質などを指定してアップロードします。
あとはFire TV Stickでの手続きです。Fire TV Stick内で「YouTube」アプリをインストール(無料)します。アプリの設定で「ログイン」を選ぶと、「YouTubeにログイン」画面が開き、謎のコードが表示されます。そうしたら、iPhoneやパソコンなどのブラウザで「youtube.com/activate」にアクセスします。すると、謎のコードを入力すれば、認証は完了。Fire TV Stick内のYouTubeアプリで、アップロードした動画が見られるようになります。
以上、iPhone写真をテレビで見る方法でした。Amazonプライムに加入した上で、Fire TV Stickが必要になるので、導入コストを考えると躊躇する人も多いかもしれません。でも、Amazonプライムの会員特典は、ショッピング時の配送が早く安くなるだけでなく、豊富なプライムビデオやプライムミュージックが利用できるなど、「年間3900円でこれだけ利用できるのか!?」と、驚くようなサービスを、ほとんど無料で使えるようになります。そうしたサービスの一環として「プライム・フォト」があると考えれば、ぜひ一度使ってみて欲しいと思います。
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(取材・文/河原塚英信)