快適な目覚めと睡眠はiPhoneの「時計」アプリで手に入る!

■二度寝防止は「スヌーズ」に頼れ!

「時計」アプリのアラームには、「スヌーズ」という機能が搭載されています。スヌーズの機能がオンになっていれば、一時停止したアラームが9分後にもう一度鳴り、二度寝を防止できます。

スヌーズを利用するには、アラーム画面が表示されたときに、「スヌーズ」をタップすればOK。次のアラームが鳴ったときも、「スヌーズ」をタップすれば、また9分後にアラームを鳴らせます。

▲アラーム画面で「スヌーズ」をタップ(左)。次のアラームが鳴るまでの時間がカウントされる(右)

 

■それでも起きられないならアラームを5分おきに設定

スヌーズをオンにしていても、アラーム画面で間違えて「停止」をタップしてしまったら二度寝防止のアラームを鳴らすことはできません。徹底的に二度寝を防ぎたいなら、アラームそのものを5~10分間隔で設定しておくのもおすすめです。

ここまで「二度寝しても次のタイミングで必ず起きる」ための方法を紹介してきました。しかし、「二度寝しても安心」という意識があると、二度寝が習慣化してしまう恐れも。

本当に朝しゃっきり目覚めたいなら、一度目のアラームで起きられるようにするべきでしょう。そのためには、「設定」にある「サウンドと触覚」から、アラームの音量を大きめに設定しておくのもひとつの方法です。

▲「設定」をを開き、「サウンドと触覚」をタップ(左)。「着信音と通知音」のスライダーを動かし、音量を調節。次に、「ボタンで変更」のスイッチをタップしてオフにする(右)

なお、アラームの音量を設定したら、「着信音と通知音」の下部にある「ボタンで変更」をオフにしましょう。このスイッチがオンになっていると、せっかく設定したアラームの音量が、iPhone側面の音量ボタンから変更できてしまい、「知らない間に音量が下がっていた!」なんて事態になりかねません。

そうならないためにも、「ボタンで変更」はオフにして、無意識の内にアラームの音量が変更されないよう、気をつけましょう。

 

■睡眠リズムを「ベッドタイム」で保とう

大して忙しくないのにダラダラと起き続け、睡眠リズムが乱れてしまうことはありませんか? 「時計」アプリの「ベッドタイム」は、就寝時刻と起床時刻を設定することで、「もうすぐ寝る時間ですよ!」と教えてくれたり、実際の睡眠リズムを記録してくれたりする機能です。

ベッドタイムを利用するには、「時計」アプリを起動して「ベッドタイム」をタップすればOK。はじめて使う場合のみ細かい設定が必要なので、今回はその設定方法を紹介します。

▲「時計」アプリを開き、「ベッドタイム」→「開始」の順にタップ。次に、起床時刻を設定し、「次へ」をタップする(左)。アラームが起動する曜日を選択し、「次へ」をタップする(右)

▲1日の睡眠時間を設定し「次へ」をタップ(左)。就寝時間の通知を受け取る時間を選択し、「次へ」をタップ(右)

アラーム音を設定し、ベッドタイムについての説明を読んだら「保存」をタップしましょう。これでベッドタイムが使えるようになりました。次回以降は画面下部の「ベッドタイム」をタップすると下記の画面が表示されます。就寝・起床時刻の設定もこの画面から行いましょう。

▲「ベッドタイム」画面。就寝時間を変更するには月のアイコンを、起床時刻を変更するにはベルのアイコンをドラッグする

就寝時刻が近くなると通知が表示され、もうすぐ寝る時間であることを知らせてくれます。規則正しい睡眠リズムを保ちたいなら、この通知を受け取ったら就寝準備を始めるのがベスト。なお、通知をプレス(画面に指先を押し込むように触れる操作)すると、「10分後に通知」か「今すぐ就寝」を選択することもできます。

▲就寝時間前に表示される通知(左)。通知をプレスすると、「10分後に通知」か「今すぐ就寝」を選べる(右)

ベッドタイムをオンにしたiPhoneを枕元に置くと、睡眠記録を付けることもできます。睡眠記録は、「ベッドタイム」画面の下部にある「睡眠分析」から確認可能です。体の調子が悪いと思ったら、「睡眠分析」のグラフを見て、睡眠リズムにバラつきがないか見るのもよいでしょう。

また、「睡眠分析」をタップするとiPhone標準搭載の「ヘルスケア」で日/週/月/年別の睡眠記録を見ることができます。

▲「睡眠分析」に表示された睡眠記録(左)。「ベッドタイム」画面の「睡眠分析」をタップすると、「ヘルスケア」からグラフを見ることができる(右)

目覚めと睡眠は、私たちの生活から切っても切り離せないもの。その2つを「時計」アプリを使って管理すれば、日々の暮らしが少し楽になるかもしれません。

 


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(取材・文/神戸紅実子

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かんべくみこ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。

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