■iPhoneユーザーの頼れる相棒「Siri」
「Siri」はiPhoneに標準搭載されている機能。ホームボタンを長押しするか「Hey Siri」と話しかけて起動し、用件を話しかけるとそれに対するベストな答えを教えてくれます。
たとえば、「ここから近いレストランは?」のように話しかけると、近所の施設情報を知ることが可能。「108×35は?」のように話しかければ、計算式の答えを導き出せます。調べる際にわざわざアプリを開く必要がないので、「知りたいことをすぐ」知るためのツールとも言えるでしょう。以下に、Siriへの話しかけ方の一例を紹介します。
■Siriでメッセージを作成しよう
”調べ物”に強いイメージがあるSiriですが、使い方によっては、メッセージを作成・送信することも可能です。
Siriを起動し、「~~さんに◯◯と伝えて」のように話しかけると、「連絡先」に登録している相手にメッセージを送れます。Siriの画面上に、自分が言ったメッセージが表示されたら、「送信」をタップしましょう。これでメッセージを送信できました。
なお、「メッセージ」アプリで相手とメッセージをやり取りしている画面を表示し、その状態でSiriを起動して「~~と返信」と話しかけると、同じ相手にメッセージを返すことができます。
■長文メールにはiOS 11の文字入力機能が便利
ここまで、ひと言で済むような短いメッセージの入力方法を紹介しました。しかし、長い文章を入力するときは音声ではなくキーボードを使いたいですよね。
そこで注目したいのが、iOS 11で新しく追加された、Siriの文字入力機能。これをオンにすると、Siriへの用件をキーボードで入力することはもちろん、メッセージ内容をキーボードで打ち込むことも可能です。
まずは、「設定」を開き、「アクセシビリティ」画面を表示したあとに「Siri」を選択しましょう。次に、文字入力機能をオンにします。
これで文字入力機能がオンになりました。Siriを起動して、メッセージの作成画面を開きましょう。ここでは「メール」アプリを使うので、「~~さんにメール」と話しかけます。すると、メールの件名を何にするか尋ねられるので、キーボードを使って入力しましょう。次に、本文を入力します。
次に、作成したメッセージが表示されます。これを確認したら「送信」をタップ。文面に誤りがある場合はタップすれば編集できるので修正しましょう。
■Siriから電話をかけてみよう
Siriを起動し、「◯◯さんに電話」と話しかけることで「連絡先」に登録した電話番号に発信できます。パソコンでの作業中や外出の準備で忙しいときなど、「どうしても手が離せない!」というときも、Siriを使えばハンズフリーで電話ができるので、とても便利です。
■Siriに黙っていてもらいたいときは?
便利なSiriですが、「~~して」とお願いしたときに、元気よく“お返事”されると少し恥ずかしいことも。会社やカフェなどはなおさらです。
そんなときは、Siriの「音声フィードバック」という機能を見直しましょう。これを「着信スイッチで制御」に設定すると、マナーモード設定時にはSiriの音声による返事がなくなります。
■~番外編~Siriにニックネームを覚えてもらおう
思いついた疑問を質問したり、アプリを起動したりと、SiriはiPhoneユーザーにとってお世話になることの多い相棒。Siriに自分のニックネームを覚えてもらうと、Siriとの“おしゃべり”をよりフレンドリーに楽しめるでしょう。
ニックネームを覚えてもらうには、Siriに「私を◯◯と呼んで」のように話しかけましょう。Siriがそのニックネームで呼んでよいか尋ねるので、「はい」をタップすれば登録終了です。
再びSiriを起動して、「私の名前を呼んで」のように話しかけると、自分のニックネームを確認できます。
* * *
Siriを使いこなすポイントは、何をしたいかはっきり発音すること。人前で発音するのに抵抗がある人は、iOS 11の文字入力機能を使って、キーボードで用件を打ち込む方法もおすすめです。
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(取材・文/神戸紅実子)
編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。
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