■バッグを活用してスマートな印象に!
──オフスタイルの男性は、バッグを持たないイメージがあります。休日といえども、バッグは持ち歩いた方が良いのでしょうか?
大山さん(以下敬称略):バッグを持たずにお尻のポケットに財布を突っ込んでいる方がいますが、あまり見栄えがいいとは言えません。財布が傷むのも早くなってしまいますし、細身のボトムスだとシルエットも崩れてしまいます。他にも、スマホやキーケースなどでズボンのポケットがパンパンになっている人も良く見かけます。大人の男性としてスマートではありませんので、そういった小物はぜひバッグに入れてほしいですね。
──たしかに、そうですね……。では、どんなバッグがおすすめですか?
大山:「レザーのトートバッグ」と「レザーのボディバッグ」の2つですね。スポーティな雰囲気のバックパックやリュックの方がトレンド感はあるんですけど、大人の男性が持つとカジュアルすぎて失敗することがあります。流行に左右されず、小綺麗に見える、というところだと、やはりレザーがいいですね。
■ONにもOFFにも使える!レザートートバッグ
──なぜ「トート」がオススメなんでしょうか?
大山:トートバッグはどのような服装にも合わせやすいんです。ジーンズなんかとも相性がいいですし、ジャケットと合わせてビジネスカジュアルにも使えます。ONとOFFの両方で活躍するんですね。デザイン性だけでなく収納力も高いので、タブレットやモバイルバッテリーなど、ギア系の小物を多く持ち運びたい人も重宝すると思いますよ。
──色味やデザインなど、選ぶときのポイントってありますか?
大山:シンプルなデザインで、色は黒か濃いブラウン、ネイビーあたりがいいと思います。その中でも黒が一番安心感のあるカラーかもしれません。ブラウン、ネイビーの場合は値段が安ければ安いほど質感が劣って見えるためです。
サイズ感としては、あまり小ぶりなものだと女性っぽくなってしまうので、そこそこのサイズ感はあった方がいいです。ハンドルの長さは、肩掛けできるくらいのもの。手に持つものだと、どうしてもビジネスライクになってしまうので。私服には合わなくなってしまいます。あとは、ファスナーが付いてないものも結構多いのですが、仕事でも使いたい場合はファスナー付きの方が使いやすいですよ。
──価格の目安はありますか?
大山:1~3万円が目安ですね。合皮ではなく本革を選ぶようにしてください。1万円を切るものは、合皮のことが多いです。バッグは毎年買い換えるものではないので、ある程度投資してもいいと思います。
──オススメのお店があったら教えてください!
大山:ユナイテッドアローズなどの、セレクトショップがオススメです。だいたい3万円くらいで買うことができると思います。あとは、ユナイテッドアローズのグリーンレーベルなら、本革を使っていても1万2000円くらいなので、お手頃だと思いますよ。
──持ち方に注意点はありますか?
大山:同じバッグでも、持ち方ひとつで印象が変わります。基本の持ち方は肩から掛けるスタイル。後ろにかつぐように持つと、だらしない印象になるので良くありません。また、腕に通して持つと今度は女性っぽくなるので、これもNGです。
■手に荷物を持ちたくない人は“ボディバッグ”がオススメ!
──次は、ボディバッグについて。ボディバッグはバッグの中では男性人気が高いイメージですね。
大山:両手を空けていたい!という男性が結構多いのだと思います。ボディバッグは、ニットやシャツスタイルなど、ややカジュアルな装いのときに合わせやすいバッグです。
──トートバッグと同様、やっぱりシンプルなデザインがいいんですか?
大山:そうですね。ナイロンタイプのものやゴテゴテと装飾されたもの、派手な色使いのものが多かったりしますが、シンプルなブラックレザーがいいと思います。ワンポイントがあった方がおしゃれなんじゃないかって思う方も多いのですが、スッキリとした大人っぽく見える無地のものがオススメですね。ボディバッグも本革を選ぶようにしてください。セレクトショップなどで探してみるのがオススメです。
──ボディバッグの持ち方のポイントは?
大山さん:ボディバッグはハンドルの長さで、かなり見栄えが変わってきますね。ハンドルを長くしすぎると、だらんとした印象になってしまいます。短めに調整して、体にフィットさせるようにするとバランスがいいですよ。お尻までいくのではなく、背中でしっかり収まるくらいのイメージです。
大山:普通に肩掛けで持ってもいいですが、ハンドルが長いとおじさんっぽくなるので注意してください。
シンプルで上質なバッグは、普段のコーディネートをワンランクアップさせてくれるアイテム。バッグは持たない派の方も、この機会に休日バッグを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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(取材・文/浅野 智恵美)
ウェブ制作会社にて、ディレクター及びライターを経験後、フリーランスに。コンテンツ企画を得意としています。趣味はフェス・ライブ参戦とヘアカラー。知らない道を歩くのが大好きです。
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