【3】キッチンツールの汚れ落としは「卵の殻」で
研磨剤がわりに使えるのが卵の殻。ミキサーに卵の殻と水を入れて攪拌すれば、刃もピカピカに。また口の狭いボトルや水筒なども同様に卵の水と殻を入れてシェイクすることで、茶渋やぬめりもキレイに落とせる。そのほか殻をネットに入れてシンク掃除に使ったり、沸騰したお湯に殻とふきんを入れ10分ほど煮れば、漂白もできる。
【4】実はいろいろ使える「歯磨き粉」
卵の殻同様、研磨剤として使えるのが歯磨き粉。歯磨きのついでに、使い古しの歯ブラシを使って蛇口をゴシゴシ磨けば、輝きが復活。石けんカスや水アカの除去にも効果的だ。そのほか冷蔵庫のドアパッキンについたカビの除去、壁の落書き落とし、壁穴の補修も可。ただし、やりすぎてキズをつけないようご注意を。
【5】窓のくもりは「炭酸水スプレー」+「濡れ新聞」
窓のくもりは新聞紙で拭けば取れる。これは新聞紙のインクが窓をコーティングするから。さらに新聞紙で拭く前に炭酸水をスプレーすると、炭酸水の発泡で汚れを浮かすことができ、汚れ落とし効果がアップ。スプレー後、くしゃくしゃにした濡れ新聞で浮いた汚れを拭き取り、乾いた新聞紙で仕上げ拭きすればOK。
【6】頑固なトイレ掃除は「湿布」でラクラク
トイレの水ぎわにできる黄ばみや黒ずみ=サボったリング。この解消に有効なのが湿布掃除。便器の中にトイレットペーパーを敷き詰めた後、トイレ洗浄剤、もしくは酢水をまんべんなくスプレー。30分ほど放置した後、ペーパーごとブラシでこすって流すだけ。外出前にスプレーまでしておき、帰宅後掃除するのもいい。
【7】家電の“熱”を使ってお悩み解決
汚れ落としには熱の力も大切。そこで家電の熱を利用してみるのも一案だ。家具の重みでできたカーペットのへこみは、スチームアイロンの蒸気をあて、ブラシで毛を起こすと復元できるほか、へこんだ畳は湿らせた布をあてアイロンの熱を加えれば元に戻る。また窓についたシールはがしには、ドライヤーの温風が有効だ。
■まるで錯覚? ここだけやればOK!片づいて見えるキレイポイント
大掃除は、隅から隅までキレイにするのが理想とはいえ、時間にも労力にも限りがある。そこで目につきやすいポイントだけに注力するのも一案。玄関先に靴を置かない、テーブルの上に何も置かない、を心掛けるだけでも片づいて見える。ステンレスの蛇口やシンクなど、光るものをピカピカにしておくのも効果抜群だ。
本記事の内容はGoodsPress1月号76-77ページに掲載されています
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<取材・文/原口りう子 写真/竹崎恵子>