4.採寸結果は写真に書き込むのがオススメ
採寸していて、図面に書き込むだけではわかりにくい部分ってありますよね。たとえば押し入れの棚のサイズなんかは図面にも出ていないですし、意外と記入しにくいものです。そんなときは、写真に文字を直接書き込めばいいんです。
iPhoneの「写真」アプリのマークアップツールを使ってもいいですが、ちょっと自由度が低い気がしたので、筆者は「Let's Draw」というアプリを使いました。
アプリを起動したら書き込みたい写真を選び、あとはペンの色や太さを選ぶだけ。テキスト入力もできるので、数字の見やすさはバッチリです。
また、書き込んだ画像はメールに添付したり、端末に保存したりできるので、作成したメモを手軽に家族に共有することも可能です。
▼Let's Draw お絵描きアプリ
5.採寸を元に図面から家具の配置を考えよう
持って行くものが多い引っ越しの場合、転居してからの荷物の配置を事前にシミュレーションしておいたほうがスムーズに片付けられます。とはいえ、自分でゼロから詳細な図面を書くのは難しいので、そんなときこそアプリの出番。
「間取りTouch+」は、間取り図の作成と家具の配置のシミュレーションをするためのアプリです。かなり細かい部分まで作り込めるので、スマホの画面サイズでは物足りないくらいなのですが、部屋の間取りや設備、家具のサイズの調整など、本格的な図面が作れます。
筆者も実際の引っ越しで少し使ってみたのですが、あまりに細かくプランニングしようとしてしまい、途中で使うのを断念してしまいました。ですので、ざっくり考える用に使うか、とにかく作り込むかのどちらかにしたほうがいいかもしれません。
ちなみに作成した画像はJPEG形式での出力が可能なので、端末内に保存したり、メールで送信したりといったこともできます。
▼間取りTouch+ お部屋のデザインに役立つ図面作成アプリ
>> iPhoneアプリ(App Store) ※Androidアプリはなし
6.引っ越しのタスク管理に特化したアプリが便利
引っ越しに伴うさまざまなタスクを、当初はiPhoneの「リマインダー」アプリで管理していたのですが、期日ごとにわかりやすくまとめたいと思ったときに見つけたのが、「引越しタスク管理マネージャー」です。
このアプリのイチ押し機能が「チェックリスト」です。引っ越し予定日を入力しておけば、各タスクをいつまでにやればいいかを教えてくれるので本当に便利。任意でタスクを入力もできますが、何といっても最初から最低限のタスクを入力してくれている点が最高です!
また、引っ越しにかかる費用をメモするための「出納帳」もあり、複数の引っ越し会社に一括で見積もり依頼ができたりもします。引っ越しに関わる事務作業はこのアプリがあれば、一元管理できるんです。
>> iPhoneアプリ(App Store) ※Androidアプリはなし
【番外編】引っ越しでは「コンパス」や「ライト」が大活躍
iPhoneには「コンパス」アプリが標準搭載されていますが、節分で恵方を調べるとき以外にはほぼ使ったことがありませんでした。しかし、内見や引っ越しではコンパスが大活躍。
内見では窓の方角を調べるのに使えますし、引っ越し後は枕をどの方向に向けるかに使います(筆者は自宅でのみ気にするタイプ)。実際に内見に立ち会ってくれた不動産屋さんの人もコンパスアプリを使っていましたし、電気が通っていないときには「ライト」機能も大活躍。専用の道具がなくても、スマホだけあれば手軽に用が済ませることを実感しました。
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これからのシーズンに引っ越しをする人も多いはず。引っ越しにまつわるさまざまな作業に、スマホを上手く役立ててみませんか?
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(取材・文/今西絢美)
編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。