マネしたいテクだらけ!プロモデラーの模型術②組立編その2【グッとくるタイムラプス動画】

■車体だけでなく砲塔にも細かいパーツが満載

最新の戦車は、暗視カメラなどのハイテク装備を砲塔に搭載している。16式機動戦闘車も例外ではない。「熱線映像装置(CITV)やレンジファインダーなどはクリアーパーツの組み合わせでディテールが精密に再現されており、砲塔のコマンダーハッチとローダーハッチは開閉可能になっています」(長谷川さん)。また、砲塔後部のバスケットは取り付け後にうっかり指を触れてしまいがちだが、完全に接着されるまでは触れぬように要注意だ。

 

■3Dスキャンによる、しわまでリアルなフィギュア

高精度なのは車両だけにあらず。タミヤ製のAFVキットで展開されている最新のフィギュアは、実際の陸上自衛隊員を3Dスキャンしたデータを使用。表情はもちろん、服の造形が緻密になっている。「キットにはコマンダーとローダーの2体のフィギュアが付き、ヘルメットのゴーグルはクリアパーツで再現されています。なお、クリアパーツ製のゴーグルは、塗装後に取り付けた方がいいでしょう」(長谷川さん)

 

■あらかじめポーズが決まっている手足を取り付ける

付属のフィギュアはそれぞれのポーズが異なる。ひじや首にはあらかじめ自然な搭乗ポーズになるように角度が付いている。「フィギュアの腕の接着に際してはハッチから手が不自然に離れたりしないように、一度砲塔のハッチに仮乗せをして、角度を調整しながら取り付けてください」(長谷川さん)

 

■完成したフィギュアを車両に載せたら組み立て完了!

砲塔のハッチを開け、出来上がったフィギュア2体を載せてみる。フィギュアが加わることで、車両のサイズなどが分かるようになり、見応えがアップするから面白い。ちなみに別売りの自衛隊フィギュアを追加してもいいだろう。

 

3回目はいよいよ塗装に移る。車体やフィギュアに関する超絶な迷彩塗装テクニックに乞うご期待!

 

>> [特集]プロモデラーの模型術【グッとくるタイムラプス動画】

 

プロモデラー・長谷川迷人
本名は長谷川 伸二さん。模型誌や模型イベントの各種企画で活躍しているプロモデラー。戦車、艦船、飛行機など、さまざまなジャンルのプラモデル製作に関して造詣が深い。今回の取材に協力してもらった「タミヤ プラモデルファクトリー トレッサ横浜店」では“長谷川マスター”としてプラモデルの製作講座における講師役を務めている。


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(取材・文・写真/ナゴヤリュータ 撮影協力/タミヤ プラモデルファクトリー トレッサ横浜店)

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