【保存版】サバイバルの達人に教わる野営術<シェルター設営編>

■差し掛けシェルター

クロスの一辺を木と木の間に張り、下部を木で作ったペグでとめるスタイル。圧迫感がなく、一方向ですがしっかり風をよけられます。また、そばで焚き火をしやすいのも差し掛けシェルターのメリットともいえます。

ロープの使い方はこんな感じ。ロープの片側を「もやい結び(ボウラインノット)」で輪にしておき、木にロープを回したあと、その輪にロープを添えて小枝で縫うようにとめます。簡単です! ただし、これは長さを調整できない結び方です。

応用として、こんな風にして荷物を引っかけておくことも! 荷物を濡れた地面に置かなくてもいいんです。

ロープの反対側は「トラッカーズ・ヒッチ」を使ってテンションをしっかりかけます。まず、ロープの体に「引き解け結び(スリップノット)」で輪を作り、ロープを木に回したあと、この輪にロープの端を通します。木に向かって思いっきり引っ張ったら、ロープの端を引き解け結びよりも木側に2度巻き付ける「網付け(ハーフヒッチ)」で固定します。自在結びよりも簡単かも!

これがデイブお手製のペグ。ロープを引っかけるところの切り込みと、ペグ先端、そして地面から出る頭の部分の角度を同じにすることで、力が均一に加わって欠けにくくなるそうです。

 

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