■ダイヤモンド・シェルター
正方形のタープを菱形になるように使います。一点を木につるし、残り3点を地面にペグで固定するだけなので、とっても素早く設営できるデイブお気に入りのスタイルです。差し掛けよりも雨に強く、小さな焚き火も作れます。中央をロープで上に引っ張れば、より広い空間になります。
ロープを木の間に張ります。ロープの途中に、短いロープを輪にして「プルージック・ノット」で結びつけておきます。
タープのはと目にプルージック・ノットをそのまま通し、小枝でとめます。プルージック・ノットはスライドできるので、好きな位置に移動させられるので使い勝手よし。
デイブによると、野に出る前にロープにプルージック・ノットで4つの輪を作っておくそうです。
たしかに、これなら少しくらい指が冷えていても、2分以内にシェルターを作れます! ロープに輪があると、タープを吊すだけでなく、ライトやサングラスなど小物を引っかけておくのにも便利ですね。
■A型シェルター
プルージック・ノットで輪を作っておいたロープを、低い位置に渡します。タープをロープに引っかけて低い山形を作り、ペグで地面に固定。決して居住性は高くありませんが、雨からしっかり体を守れますし、反対側にバックパックを置けば防寒性も高まります。
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今回教わったシェルター作りでは、簡単なのに汎用性が高いロープワークが用いられていました。「ブッシュクラフトってなんだか難しそう」「野営は憧れるけれど、そうそうできるところなんてない」と思いがちですが、キャンプでも使える技ばかり。シェルターを作ることで、楽しくロープワークを覚えられるのでぜひ試してみてください。
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(取材・文/大森弘恵 取材協力/モーラナイフジャパン)