レシピ①「この夏はアイスコーヒーをワイングラスで」
「まずはアイスコーヒーを楽しむための新しい提案から。みなさんアイスコーヒーって何を使って飲んでいますか? おそらくグラスに氷を入れて飲むという方が多いのではないでしょうか。その“アイスコーヒーを入れるモノ”を変えてみると味わいも変わる、という提案です」(田原さん)
<用意するもの>
・アイスドリップコーヒー
・ワイングラス
※今回はスターバックス コーヒー 銀座蔦屋書店だけで販売されている「ハンドメイドステムグラス」(9200円/税別・以下同)を使いました
まずはアイス ドリップコーヒーを作ります。第2回にあるとおり、豆の挽き具合は中細挽き。スターバックスでは8番になります。
急冷式で一気に冷やしましょう。
そしてここからがポイント。作ったアイスドリップコーヒーを、ワイングラスに入れます。
「グラスの1/4まで入れて、グラス内に空気の溜まりを作ってあげてください。ここに香りが滞留し、グラスに鼻を入れた際の香りの感じ方が変わってきます」(田原さん)
飲む前に、グラスを回して、より香りが立つようにしてみてください。
「飲む時、舌にコーヒーが落ちてきますが、通常のグラスとワイングラスでは違う場所に落ちてくるんです。ワイングラスの形状によっても場所は変わってきます。このコーヒーが舌の落ちる場所によって味の感じ方が変わるんですよ」(田原さん)
ちなみに今回使ったワイングラスは、舌の真ん中あたりに落ちてくる形状なので、コクや酸味を感じやすいそう。
「一般的に舌は、先端の方が甘みの印象を感じやすく、中央付近はコク、両端は酸味の印象を感じやすいと言われています。さまざまな豆を使ってアイスコーヒーを作ってみたら、まずはグラスに鼻を深く入れて香りを楽しむ。そして次は、舌で、コーヒーが持つ酸味や甘味、コクを楽しんでみてくださいね」(田原さん)
レシピ②「ほろ苦クールライムアイスコーヒー」
「次は、暑い日にさっぱり感を味わえるアレンジコーヒーです」(田原さん)
<用意するもの>
・アイスドリップコーヒー
・ライム
・ガムシロップ
・炭酸水
・氷
まずはグラスに氷を入れます。
次に薄切りのライムを1枚入れてください。
ガムシロップを約7g入れましょう。
そして炭酸水。コップの6割ぐらいまで入れてください。
最後にアイスドリップコーヒーを入れて完成です。
「ガムシロップはコーヒーと炭酸水をまとめるつなぎになります。これがないと、シュワシュワして苦みが際立ってしまうのですが、ガムシロップを入れることで全体の味にまとまりが出てきます」(田原さん)
ちなみに豆は、アイスコーヒー向きとして人気の「スターバックス カティ カティ ブレンド」(250g 1330円)や、酸味が特徴のアフリカ系の豆「ケニア」(250g 1240円)や「エチオピア」(250g 1330円)がオススメとのこと。
ほんのり甘く、ほんのり苦みのある、暑い夏の昼下がりにさっぱり楽しめるアレンジアイスコーヒーです。