最初に買っておきたいキャンプ道具5選 —失敗しない初キャンプ④

[1]チェア&テーブル

▲ロースタイルの人気チェア、ヘリノックス。折りたためば小型軽量、カラーも豊富なので選びやすい。写真右のミニサイズでも大人が使える頑丈さ

キャンプで必ず使うのがチェアとテーブル。みんなで食事をとるときも、お酒を手に会話を楽しむときも、チェアは外せません。最近では座面が低いロースタイルが人気です。好きなメーカーがあればそれを選んでOKですが、選ぶ重要なポイントは「ロースタイルか?ハイスタイルか?」「素材とカラーは何か?」の2点です。

▲ヘリノックスのテーブル。写真のような中央のオプションパーツ(天板+フレーム)を使うとテーブルふたつを連結できる

つまり「好みのスタイルとカラーで選ぶこと」です。よほど安い、信頼性に疑問を感じるブランドはもちろん避けた方がいいですが、チェアやテーブルはキャンプ全体の軸になるので、自分が本当に気に入ったものを選ぶことが大切になります。

ここで紹介しているヘリノックスは、コンパクトに折りたためて、片手で持ち運びできる便利ギアを数多く生み出しているアウトドアブランド。シートのカラーや素材が豊富なので、好みのカラーが見つけやすく、初心者からベテランまで幅広い支持を集めています。

 

[2]ランタン(照明)

▲ジェントスの乾電池式ランタンとパナソニックのLEDネックライト。どちらもキャンプ場などでよく見掛けるアイテム

夜になれば真っ暗になるキャンプ場。テントサイトやキッチンを照らす必須アイテムがランタンです。選ぶポイントは「全体を照らす用」と「自分専用の持ち歩き用」の2種類用意すること。

全体を照らすランタンは、持ち手やフックが付いていて吊り下げられるものが一般的。ガス式や乾電池式などいくつか種類がありますが、中でも安心安全な乾電池式のLED照明がオススメです。何より乾電池なら入手しやすいですし、LEDは電池も長持ち。さらにテントの中で使っても燃えたり一酸化炭素中毒の危険もありません。

▲ジェントスのランタンは明るさ、サイズが豊富に揃うのも特徴。写真のランタンはハイパワータイプ

忘れがちなのが、持ち歩く時に使う照明。懐中電灯や頭に付けるヘッドライトなど種類は豊富ですが、オススメなのは首から下げるタイプです。何より両手が空くので荷物を運んだり、作業するときに便利。夜道でも十分な明るさですし、首にかけっぱなしにしておけるので、なくす不安もありません。

LEDランタンを数多く発売しているジェントス。中でも暖色LEDを用いた「EX-777XP」は人気です。2000円台で購入できるので、2個揃えておけば安心でしょう。電池は単1を3本使用。2泊くらいは余裕でもちます。パナソニックの「LEDネックライト」は防滴仕様なので、キャンプでも安心して使えます。カラーも豊富なので、家族で色分けできるのも便利ですね。

 

[3]ガスストーブ

▲SOTOのレギュレーターストーブは誰でも使いやすい定番アイテム。手のひらサイズに折りたため、パワーも十分

キャンプの楽しみのひとつが料理です。料理が苦手な人でも、トライすれば気分が盛り上がります。BBQなら焼くだけですし、お湯を沸かしてコーヒーを淹れるだけでもOK。キャンプならではの体験です。

ここで注意しておきたいのは、焚き火での料理が意外と難しいということ。火をおこしたり安定した炭火を用意するのは手間ですし、料理を始める時間が遅れてしまいます。焚き火は焚き火で楽しみつつ、料理はガスストーブがあればグッと楽になります。

▲ガスストーブは鍋料理に使って、焚き火はマシュマロを楽しむ。ガスストーブがひとつあれば活躍する

ガスストーブを選ぶポイントは、最初から大型の本格的な2バーナーを選ばないこと。小型軽量のシングルバーナーで十分です。ガスカートリッジはOD缶とCB(カセットボンベ)缶がありますが、初心者なら扱いやすいCB缶をオススメします。山間部や秋冬の寒い時期でなければ、CB缶で心配ありませんし、なにより入手しやすくOD缶より安価なのもポイント。

SOTOの「レギュレーターストーブ」はロングセラーの人気アイテム。ゴトクが大きいので、3~4人サイズの鍋にも対応します。専用のケースや鉄板など、このストーブ用に用意されたアイテムが多いのも特徴です。

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