■携帯回線につながっていなければ使用可に
実は前述の告示、2014年9月に改正されています。
>> 国土交通省「電子機器等を定める告示の見直しの概要」(PDFファイル)
これにより、飛行機の種類によっては、機内でも電波を発する一部の機能を使えるようになりました。
いわゆる携帯回線(3Gや4G、LTEといったもの)は、変わらず使用不可です。しかし以下の機能は一部の飛行機内で使用可能となりました。
▼使用可能な主な無線接続
・Bluetooth
・Wi-Fi
これにより、普段使っているワイヤレスイヤホンやヘッドホンといったBluetooth接続デバイスを機内で使えるようになりました。
でも喜ぶのはちょっと待った。使用可能なのは“一部の飛行機のみ”となります。といっても実はほとんどの飛行機で使えます。むしろ使えない飛行機の方が少ないというのが現状です。そこで、自分が乗る飛行機の機種が以下に該当しないかをチェックしてみてください。
▼電波を発する機器を機内で使用不可な機種(国内線)
<ANA/ANAウイングス>
・B767-300(Wi-Fi非装着機)
・B737-500
<エア・ドゥ>
・B767-300
電子機器類使用ルールの最新情報は各航空会社のホームページで確認してみてください。「(◯◯←航空会社名) Bluetooth」で検索すると該当ページが見つかりやすいですよ。また、自分が乗る機種がわからない場合は、航空会社のスタッフに確認してみてください。
■iPhoneで機内モード時にBluetoothをオンにする方法
Bluetoothをほとんどの飛行機内で利用可能になったと説明しましたが、ここでいう接続は、あくまでも機器同士(スマホとワイヤレスイヤホンなど)の接続であり、インターネットとの接続(スマホのLTE回線やモバイルルーターなど)は従来と変わらず使用不可です。そのためにBluetoothを使う場合も、必ず「機内モード」に設定してから使いましょう。
ここで気になることが1点。iPhoneで「機内モード」にするとBluetoothもオフになる、ということ。
以前は「機内モード」に設定すると、Wi-FiとBluetoothは自動でオフになり、「機内モード」を終了させないとオンにできませんでした。しかし最新のiOS12であれば「機内モード」オンの時にBluetoothとWi-Fiもオンにできるようになっているんです。
このように「機内モード」にするとWi-Fi、Bluetoothともに一度オフになりますが、そこからそれぞれのボタンをタップすればOK。これで、携帯回線はオフなままBluetoothが使えるようになります。
ただし、緊急時などに機長の判断により使用の制限する場合などもあるので注意しましょう。また国際線の場合、航空会社や国によりルールが異なることがあります。わからない場合や判断が難しい場合は、航空会社スタッフや客室乗務員に確認してみてください。
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(文/&GP編集部)
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