「プッシュアップバー」は角度の付け方で難易度が変わります!【筋トレ道具の使い方②】

■まだまだ低い国内のトレーニー人口。動機付けはなんでもOK?[理論編]

パーソナルジム「REAL WORKOUT」を展開する「株式会社WORKOUT」の土屋耕平氏と高田大輝氏に伺う、体作りについてのお話。今回は、トレーニングの動機や効果についてのお話を、ジム運営を通して得られた視点から伺っていきます。

▲左:WORKOUT代表取締役、土屋耕平氏/右:代表取締役 兼パーソナルトレーナーの高田大輝氏

──高田さんはすごい体ですが(笑)、「フィジーク」(ボディビルよりも「健康美」に重点を置いて審査される種目)という競技をやられているんですよね?

高田:そうですね。一応、クラシック・フィジーク(フィジークよりはボディビルに近い種目。脚も審査対象になるなどの違いがある)とかいろいろやったことはあるんですけど、今はフィジークをやっています。

──体作りというと、健康維持から「プロポーションをよくしたい」という人、そこから高田さんのような競技志向の人まで、さまざまな目的に分かれると思うんですが、「REAL WORKOUT」ではどんな目的の人にも対応されているということでしょうか?

高田:はい。決められたプログラムというものはなくて、なりたい体に合わせてオリジナルでやり方を作っていくというのが大事なんですね。健康維持、ダイエット、筋量を上げて太りたい人……という目的に合わせられるようなトレーナーを選んでセッションしています。

▲「フィットネス人口はまだまだ増加していくと思います」(土屋氏)

土屋:今までのパーソナルジムでは、まず想起されるキーワードが「ダイエット」だったんですよ。日本人ってフィットネスの参加率がめっちゃ低くて、ちょっと前のデータだと人口の3~4%と言われてたんですね。それって日本ではダイエット目的の人が多すぎて、そもそもジムのターゲットが「太っている人」なんです。

──確かにその印象はありますね。

土屋:「早急に痩せなきゃいけない」という人が多いから、大手のジムやサービスがメッチャ流行ったのかなと思うんですけど、僕たちは残りの97%の人たちがどれだけ参加しやすくできるかというのをキーワードに置いています。

だから価格もメッチャ下げる、敷居も下げる、その代わりに多店舗展開をして、単価は安いけど多くの人たちに知ってもらうということで、ビジネスが成り立っているのかなと思っていて。

ここ数年、フィットネスの参加率も3%から上昇傾向にあるので、そのニーズに合わせて店舗を増やして成り立っているという感じですね。

──生活習慣として、体を動かすことを当たり前にするということですね。

土屋:はい。だから女子大生から、上は70代ぐらいのシニアの方まで通われていて。だからターゲットを「ここ!」と決めるよりは、多くの人たちに合わせるためにも、「個室で完全オーダーメードのトレーニング」というところをウリにしています。

動機は本当に人それぞれですが、大事なのは「始めてみる」ということですね。自宅でやるにしてもジムに行くにしても、その人に合ったペースで、やれる範囲で始めてみるというのがいいと思います。

──分かりました! 僕も始めてみます!(笑)

>> 連載:筋トレ道具の使い方
>> 取材協力:WORKOUT


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(取材・文/高崎計三 写真/下城英悟)

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