■レコメンド曲のハマり度なら「Spotify」
2016年11月に日本でのサービスを開始した「Spotify(スポティファイ)」は、すべての楽曲を無料で聴ける点が最大の魅力。ただし、無料プランでは広告が再生されるだけでなく、スマホで使う際はシャッフル再生のみで、1時間に6回までしか曲のスキップができないなどの制限もあります。メインの音楽サービスとして使うなら有料プランへの加入が欠かせません。
Spotifyの醍醐味は、なんといってもレコメンド性能の高さ。自分が好きな楽曲が流れたときに「お気に入り」に登録しておくと、その楽曲を解析したうえで利用者が好きそうな楽曲をオススメしてくれます。また、自分の好みに加えて、好みが似ている他のユーザーの履歴も考慮してレコメンドしてくれるので、まったく知らないアーティストでもすんなり聴けるものがオススメされ感心してしまいます。
世界中で利用されているサービスなので、ワールドミュージックなどにも強い印象。日本はもちろん、世界中のチャートで世の中のトレンドが気軽に知れるのポイントです。
▼Spotify
運営:スポティファイジャパン
月額料金:980円(Spotify Premium)、480円(学割プラン)、1480円(ファミリープラン)、無料プランあり
無料試用期間:初回3か月100円(時期により30日間の無料体験が付く場合もあり)
楽曲数:約4000万曲以上
音質:最大320kbps
歌詞表示:◯
オフライン再生:◯(3333曲まで)
■iTunesのライブラリと楽曲が一元管理できる「Apple Music」
Appleが提供する「Apple Music(アップルミュージック)」。音楽だけでなくミュージックビデオのプレイリストも楽しめるのが特徴です。自分の好みに合わせた楽曲をレコメンドしてくれる「For You」機能だけでなく、ここでしか見られないアーティストへのインタビュー映像もあります。「Radio」では世界各国に毎日 24 時間放送で無料配信するラジオ「Beats 1」も楽しめるので、トレンドを把握しやすいのもいいところ。
iPhoneなどの「Siri」での検索にも対応しており、「Hey Siri、90年代のヒップホップを何曲か再生して」といったリクエストにも応えてくれます。
そしてiTunesのライブラリの楽曲とApple Musicの楽曲を「ミュージック」アプリで一元管理できるのが最大の強み。iTunesユーザーにとって、これができるのはApple Musicだけです。
Apple Music経由で追加した楽曲やプレイリストは、「iCloudミュージックライブラリ」に保存されます。保存できる楽曲数は10万曲もあるので、長期間の利用も安心です。
▼Apple Music
運営:Apple
月額料金:980円(個人プラン)、480円(学生プラン)、1480円(ファミリープラン)
無料試用期間:3か月間(auユーザーはキャンペーン中のため新規契約もしくは機種変更時の同時申し込みで6か月間無料)
楽曲数:約5000万曲以上
音質:最大256kbps
歌詞表示:◯
オフライン再生:◯
■動画と一緒に音楽を楽しむなら「YouTube Music」
昨年11月に開始したばかりの「YouTube Music」は、YouTube上の音楽動画のみを抽出して視聴できるサービスです。無料でも利用できますが、その場合はサービスの要であるバックグラウンド再生が使えないので、有料での利用がオススメです。
公式アルバムやプレイリスト、シングルなどが聴き放題で、動画がベースのサービスではありますが、音声のみの再生も可能です。また、あらかじめデータをダウンロードしておけば、オフラインでの再生にも対応しています。
検索方法が多彩で、アーティスト名や曲のタイトルがわからなくても、「車 CM 曲」といったキーワードでの検索ができるのはYouTube Musicならではといえるでしょう。
▼YouTube Music
運営:Google
月額料金:iOS版980円/Android&web版980円(PREMIUM)、1480円(ファミリープラン)、無料プランあり
無料試用期間:3か月
楽曲数:未公表
音質:未公表(高/標準/低で調整可能)
歌詞表示:◯
オフライン再生:◯