■手持ちの音源を管理するなら「Google Play Music」
Googleが以前から提供している「Google Play Music」は、他のサービスと同様、Play Music上で配信されている楽曲が聴き放題。視聴傾向に合わせたレコメンド機能が強化されており、位置情報や天気、時間などに併せたプレイリストの表示にも対応しています。
YouTube Musicとの最大の違いは、パソコンに取り込んだCD音源の管理もできること。パソコンに「Google Play Music Manager」をインストールすれば、手持ちの音楽データ最大5万曲をアップロードして、スマホやパソコン、Android TVで楽しめます。また、Google Play ストアで購入した楽曲も管理できるので、Androidユーザーにとっては使いやすいサービスといえるはず。
ただし、Google Play Musicは今後YouTube Musicに統合されるので、手持ちの楽曲を管理したい人以外が利用するメリットはやや少なくなっています。
▼Google Play Music
運営:Google
月額料金:980円(個人プラン)、1480円(ファミリープラン)
無料試用期間:30日間
楽曲数:約4000万曲以上
音質:未公表(高/標準/低で調整可能)
歌詞表示:×
オフライン再生:◯
■プライム会員なら入って損はなし「Amazon Music Unlimited」
Amazonプライム会員は「Prime Music」という音楽ストリーミングサービスが追加料金不要で利用できますが、配信されている楽曲数は100万曲以上とやや少なめ。それに対し、「Amazon Music Unimited」は4000万曲以上と楽曲数が豊富です。また、Alexaを使った音声検索にも対応しています。
料金面でいえば、Amazonプライム会員は割安な料金で利用できるのが強み。また、Amazon Echoのみで使うプランはさらにリーズナブルな料金となっており、最近ではAmazon Music Unlimitedでしか配信していないアーティストもいます。
▼Amazon Music Unlimited
運営:Amazon
月額料金:980円(個人プラン)、1480円(ファミリープラン)、月額380円(Echoプラン)
※プライム会員の場合、個人プランが月額780円、年額7800円。ファミリープランが月額1480円、年額1万4800円。
無料試用期間:30日間
楽曲数:6500万曲以上
音質:最大256kbps
歌詞表示:◯
オフライン再生:◯
■学生ならとにかくお得な「LINE MUSIC」
大人には少し縁遠い「LINE MUSIC」ですが、学生にとってはこれ一択と言ってもいいほどお得な音楽ストリーミングサービスとなっています。聴き放題の無制限プランが月額480円と、ワンコイン以下で利用できるんです。
また、LINE MUISIC上の楽曲をLINEの友だちにシェアしたり、LINEのプロフィールにBGMとして設定可能。さらに、LINEの無料通話の呼出音や着信音として設定できるなど、LINEユーザーには使い勝手のいい機能が豊富です。
▼LINE MUISC
運営:LINE
月額料金:一般960円/学生480円(PREMIUM・無制限)、一般480円/学生300円(BASIC・1か月20時間)
無料試用期間:3か月
楽曲数:4500万曲以上
音質:最大320kbps
歌詞表示:◯
オフライン再生:◯
* * *
手元の音源も管理したいなら「Apple Music」か「Google Play Music」。ストリーミングだけを楽しむなら「Spotify」か「YouTube Music」。Amazonプライム会員なら「Amazon Music Unlimited」。LINEの機能を充実させたいなら「LINE MUSIC」という選び方をしてみるといいでしょう。
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(取材・文/今西絢美)
編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。