■オリジナルコンテンツの面白さで選ぶなら「Netflix」
2015年9月に日本でのサービスを開始した「Netflix(ネットフリックス)」。世界のインターネット帯域全体の15%をNetflixの視聴者が消費しているという調査もあるほど、世界中で愛されるサービスです。
Netflixの最大の特徴は、ここでしか配信されていないオリジナルの映画やドラマが充実していること。最近ではアカデミー賞候補にNetflixで配信中の作品がノミネートされるなど、そのクオリティの高さはお墨付き。また、「テラスハウス」のように海外でも評価される作品が登場するなど、これまでの動画配信サービスとは一線を画しています。
UHD 4K画質での再生が可能な月額1800円の「プレミアム」プランでは、同時に4つのデバイスでの再生に対応。HD画質で2つのデバイスなら月額1200円の「スタンダード」プラン、SD画質で1台のデバイスなら月額800円の「ベーシック」プランといったように、使い方に合わせたプラン選びが可能です。
実際に利用していて感じるのが、レコメンド機能の充実度。ほかのサービス以上に自分の好みにあった作品をレコメンドしてくれる印象があります。国内よりも海外のコンテンツに強いイメージはありますが、関西ローカルのバラエティ番組の配信などもチェックしてみてください。
▼Netflix
運営:Netflix
月額料金:800円(ベーシック)、1200円(スタンダード)、1800円(プレミアム)
無料試用期間:30日間
コンテンツ数:非公開
画質:SD/HD/UHD 4K
ダウンロード機能:◯
■海外ドラマと見逃し配信に強い「Hulu」
国内では動画配信サービスの黎明期からサービスを提供している「Hulu(フールー)」。最近はNetflixの躍進でやや影を潜めつつありますが、海外ドラマを配信するタイミングが早いのは海外ドラマフリークにはありがたいはず。
日テレ、TBS、NHK、フジテレビなどの主要キー局のコンテンツも充実しており、テレビ放送直後に見逃し配信をする番組が多いのもポイントです。すべてのコンテンツが見放題なので、追加料金はかかりません。
ライブやスポーツ、FOXチャンネルやナショナルジオグラフィックなどのリアルタイム配信があるなど、ほかのサービスとは少し差別化が図られています。ただし、Hulu独占配信の作品もあるものの、少し弱いかなという感じもあります。
映画については多少古めの作品が多く、新作にこだわらないという人ならこれで充分。テレビアニメの本数が多く、子どもがいる家庭ではとくに活躍しそうです。
▼Hulu
運営:Hulu
月額料金:933円
無料試用期間:14日間
コンテンツ数:5万本以上
画質:SD/HD/フルHD
ダウンロード機能:◯
■プライム会員なら使うべし「Amazonプライム・ビデオ」
Amazonプライム会員であれば使い放題の「Amazonプライム・ビデオ」。年会費3900円でさまざまなサービスが受けられるプライム会員ですが、もしAmazonの利用頻度が高く、動画のサブスプリクションサービスも使ってみたいというのであれば、プライム会員になって損はありません。もちろん、すでにプライム会員になっている人は忘れずに使いましょう。
コンテンツとしては、国内外のものをまんべんなく配信している印象です。「バチェラー・ジャパン」など話題になるオリジナル番組もあり、徐々にコンテンツが充実してきたように感じます。ただし、すべての作品が見放題というわけではなく、新作はレンタルもしくは購入が必要です。
見放題が終了する作品がまとめられているので、利用者の使い勝手がよく考えられています。さらに、ほかのサービスに比べると、作品のレビューの投稿数が多いのも特徴的です。
筆者もAmazonプライム会員ですが、残念ながらプライム・ビデオの出番はやや少なめ。なぜなら、自宅でChromecastを使っているからなんです。iPhoneユーザーなのでPCの画面をテレビにcastして使うという面倒な方法で観ることはありますが、テレビでスムーズに視聴したいならFire TVなどの導入を検討したほうがいいでしょう。ただし、Fire TVはYouTubeをブラウザ経由でしか観られないという別の悩みが出てきます。
▼Amazonプライム・ビデオ
運営:Amazon
月額料金:370円(年会費だと実質に月額は300円)
無料試用期間:1か月間
コンテンツ数:非公開
画質:SD/HD/HDR/UDH 4K(再生するデバイスにより異なる)
ダウンロード機能:◯