1.「Gboard」で手書きキーボードを設定
「Gboard」とは、Googleがスマートフォン向けに提供する他言語対応のソフトウェアキーボードのこと。従来からある「Google キーボード」よりも多機能です。Pixel 3では、この「Gboard」が標準のキーボードに設定されています(標準でGboadがインストールされていないスマートフォンでは、Playストアから無料で入手可能です)。
しかし、手書き入力はデフォルトの設定のGboardでは利用できません。「設定」アプリからの操作で、日本語の手書き入力ができるようにカスタマイズしましょう。
これでGboardでの手書き入力が行えるようになりました。あとはキーボードを選択して、手書きで書き込めばOK。
例えば、難読漢字の読み方がわからなくても検索できます(もし「蒲公英」がわからなかったら、この方法で検索してみてくださいね)。
2.英語の手書きもオンにしておこう
Gboardの日本語入力で手書きを有効にした場合でもアルファベットを入力できますが、筆記体での入力はできません。これを利用したい場合には、英語キーボードで手書き入力を有効にしておきましょう。
これで設定は完了しました。英語の手書きキーボードを表示して、手書きで入力すればOK。筆記体での記入もしっかりと認識してくれます。
3.「Google手書き入力」をインストールして使う
Gboard以外では、「Google手書き入力」アプリをインストールして利用する方法があります。こちらの設定方法も紹介しておきましょう。
Gboardの手書き入力では、1文字ずつの入力がしづらいと感じることがあります。一方、「Google手書き入力」では筆を離して一呼吸おくごとにパレット部分が白紙に戻るので、1文字ずつ小分けに記入しやすい仕様です。
なお、注意事項にあったようにGoogle手書きキーボードでの入力内容はアプリに収集されます。パスワードやクレジットカード番号など、セキュリティに関わる事項の入力はしない方が賢明です。この点はご注意ください。
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手書き入力を設定しておけば、「指先が荒れているなどの理由で画面操作に普段からスタイラスペンを愛用している人」や、「フリック入力やキーボード入力に抵抗がある人」も文字入力を容易に行えます。もし身内にお困りの人がいたら、設定してあげてみてはいかがでしょうか。
※本記事では、Android 9の「Pixel 3」、バージョン7.9.7.230658658-release-arm64-v8aの「Gboard」、バージョン1.8.2のGoogle手書き入力を使用しました。異なる端末や、OSやアプリのバージョンによって、必要な手順が異なることもありますので、あらかじめご了承ください
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(取材・文/井上 晃)
スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。
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