航空写真家、ルーク・オザワに聞く「ヒコーキから見える絶景写真」の撮り方

機窓からの写真が絵になるオススメの航路はありますか?

ルークさん 例えば、羽田=小松線は長距離線に比べて低いところを飛ぶので、地上の景色が見やすいですね。羽田=能登線は本州を横断するので、アルプスの山々を望むことができます。あと、羽田=伊丹線は富士山をじっくり見るにはオススメですね。

ボクは子どもの頃、初めて乗ったヒコーキから見た景色が忘れられず、航空写真家になりました。富士山はいまでも飽きることがありませんし、皆さんも起伏に富んだ山々、日の光をキラキラと反射する海など、美しい機窓風景の撮影を楽しんで欲しいですね。

▲HND-NTQ(羽田空港-能登空港)路線で見られる南アルプス

▲HND-ITM(羽田空港-伊丹空港)の路線で見られる富士山。離陸してまもないため高度が低くてきれいに見える

ISG-OKA(石垣島空港-那覇空港)間のフライトで見られる池間島と大神島

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機窓からの写真は、うまい下手を問わなければ誰でも撮れるもの。

しかも空や雲だけではなく、ブロッケン現象や虹といった自然現象、富士山をはじめリアス式海岸、半島といった社会で学んだ地形、京都御所や大阪城、東京ディズニーランドといったランドマーク、すれ違うヒコーキなど、実に多彩。

ぜひ、旅行に行った際には撮ってみてください。

機窓からの写真だけでなく、ヒコーキ写真の撮り方を学ぶなら、ルーク・オザワさんの撮影テクニックが詰まった本も出ていますので興味のある人は。

光、空、風景で魅せる!ヒコーキ情景写真の決定版 ルーク・オサワの「ヒコーキ写真の撮り方」 (誠文堂新光社刊) 2376円


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(写真/ルーク・オザワ 文/村田尚之)

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