■途中でATMに寄りたいなんてときも便利
目的地にたどり着くまでにATMに寄りたい、スーパーマーケットに寄りたい、家電量販店に寄りたい、なんてことありますよね。
まぁ、運良く見かけたら入ろう…、というのもひとつの手ですが、時間が限られた旅行中ならば、どこで脇道に入れば見つかるのか調べておいた方が効率的に回れるはず。
maps.meではナビゲーションをしながら施設検索も行えます。例えば、画面左に表示されるアイコンから、カードを選択するとATMの位置が確認できました。
■リスト化して残しておく
そして、一度使った施設は、リストとして保存しておくと後から確認しやすく、再度訪れる際に役立ちます。
地図上で施設を選択し、下部に表示される「保存」をタップしましょう。保存した内容はリストから確認できます。
■オススメの施設が保存されたガイド
自分が保存した「ブックマーク(リスト)」のほかに、すでにオススメの施設が登録されている「ガイド」という機能もありました。
気に入ったガイドがあれば、それを選択してダウンロードすることで、そのエリアならではの名所を見つけられるかもしれません。ただし、有料のものも多く用意されているので、気をつけてください。
今回、筆者はスペインバルセロナへの出張に合わせてこのアプリを検証したので、日本語で確認できるガイドは皆無。内容も「バルセロナ 観光」でググったら出てくるようなメジャーなところの紹介が多かったので、さほど活用しませんでした。
とはいえ、それほど有名な観光地ではない場合や、土地勘のない場所を訪れる場合には、参考になる掘り出し情報が見つかるかもしれません。使い方は覚えておいて損はないはずです。
■地図の精度は良い印象だった
MAPS.MEは冒頭で紹介した通り、オフラインで、つまりモバイルデータ通信を利用せずに使えます。
例えば、現地で利用できる通信量の残量がうっかり尽きてしまった場合でも、道に迷わずに探索を続けられるのは安心ですね。
また、地図の精度もかなり細かい。土地勘のない道を探索する際には、大体の方向を想像しながら進んでいくと思いますが、先が通じているのかどうかを判断するのに、地図が確認できるとやはり心強い。
ちなみに、山沿いを歩いている時には、「これ歩道じゃないだろう(笑)」と思えるような抜け道まで地図に表示されていました。もちろん、こうした道は普通の道ではないということが地図上でも把握可能。
* * *
オフラインでも活用できるMAPS.ME。バルセロナで筆者が検証した範囲では、精度もよく、モバイルデータ通信を消費せずにナビゲーションや検索までこなせて大助かりでした。
ただし、通常の地図アプリ同様、位置情報を取得する上でバッテリー消費が増えるのは意識しておく必要があります。利用の際には、あらかじめモバイルバッテリーを持ち歩くなど、急な電池切れに備えておくのを忘れずに。
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(取材・文/井上 晃)
スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。