1. 共同施設のそばは一長一短
トイレや炊事場がそばにあると、とても便利。重い水タンクを持ち運ぶ距離が短くなるし、小さな子と一緒にトイレへのダッシュも間に合います。
半面、キャンパーみんなが利用するので、足音や話し声、作業音が聞こえやすいので、静けさを求める人には不向きです。
2. 広いサイトはグループ利用が多い
大小のサイトが点在しているようなキャンプ場があります。広めのサイトはグループで確保していることが多く、マナーのいいグループであっても興が乗ると声が響きがち。小さな子がいて、早めに寝る習慣がある人は、広めサイトのそばは避けた方が無難です。
3. 通路脇はテントを奥に
通路沿いは、キャンパーの通行はもちろん、チェックイン・チェックアウト時はクルマの出入りが頻繁にあり、落ち着きにくい環境となります。また、夕方以降は温泉や買い物帰りのクルマのライトでサイトが照らされることも。
運悪く通路脇のサイトしか残っていない場合は、テントを通路より離れた場所に置き、クルマで目隠しするなど工夫が必要です。
また、ペットは通路や共同施設が近いとストレスを感じることも。少し狭くてもなるべく通路や共同施設から離れた場所を選ぶ方が安心です。
4. 外灯の位置を確認
見落としがちですが、街灯の位置も確認を。
古いキャンプ場では高い位置にライトを設置していることが多く、広範囲を照らしています。張り綱の多いテント回りでも安心して歩けますが、興ざめですし、とくに車中泊派はカーテンなどがないと、ずーっと光が入ってきます。
また、LEDとなっても光には虫が寄ってきます。ライトの種類によっては多くの虫が集まってくるので、それを見て彼女や奥さんがドン引きすることもあります。注意しましょう。
5. 東に山があると朝もゆっくり!
東側に山や林があると、朝の日差しが届く時間が少しばかり遅れます。少しでも朝をゆっくり迎えたい人は、東側に注意を払ってみてください。
一方、夏など少しでも西日を押さえたいときは西に高い木や山がある場所なら、テント内に熱がこもる時間が短くなります。
6. 林間と広場のメリット・デメリット
林間は強烈な日差しや雨をやわらげてくれるメリットがありますが、早朝は鳥たちが騒ぎ出すことも。地形によっては、テントの設営に苦労する場合もあります。松などが多い林ではヤニでテントやタープがべたつくので注意しましょう。
広場は開放的なことが魅力ですが、強烈な日差しはタープがないとツラいほど。また、風がダイレクトにタープに吹きつけるので、しっかりとしたペグが必要です。
いずれの場合も、藪や倒木のそばはイヤな虫の巣窟になっている場合が多いので、なるべく避けましょう。
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連休のキャンプ場は、隣のキャンパーが次々に入れ替わります。駐車証を発行しているキャンプ場ならさほど問題はないのですが、そうでない場合はキャンパーかどうかわからないほど。隣のキャンパーにあいさつをする、出かけるときに声かけをするだけで盗難防止に役立つことも覚えておきましょう。
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(取材・文/大森弘恵 写真/田中一矢)
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