2. インナーを設営
インナーテントを広げて、前後を確認してからフレームを通します。前側にはロゴがついていることが多いので、ロゴをヒントにして前後を確認してもいいですね。
スリーブ(袋状)になっている部分にはフレームを押し込んでいきます。反対側から引っ張ると、接続部分がはずれて扱いにくくなるので注意しましょう。
フレームとインナーテントを接続させます。写真のようにクリップをフレームに差し込むものと、フレームをテントのグロメット(はと目)に差し込むものがあります。
フレームを立ち上げます。ふたりで行うとスムーズですが、フレームのはしが抜けにくいテントであれば、ひとりでも立ち上げられますよ。
フックを引っかけていきます。上から下に順番に引っかけましょう。
なお、写真のテントはスリーブとフックを併用していますが、フックのみの場合も、フレームの上側(中心)から下側(外側)に向かって引っかけていくとスムーズに進みます。
リッジポールやキャノピーポールを差し込みます。交差するポイントが多いテントでは、どのフレームを上にするか計算して設計されているモノがあるので、注意しましょう。
なお、フレームやフック、グロメットなど、色が同系色であることが多いので、レンタル品など説明書がない場合はこれらをヒントに設営するのも手です。
タープとの距離を考え、場所を決めたらペグで固定します。フロアにシワが寄らないよう、各辺をピンと張っておきましょう。
これでインナーテントの準備は完了です。
2. フライシートをかける
フライシートをかぶせます。
フライシートの前側はロゴがついています。また、ファスナーが2本、後ろ側はファスナーが1本であることが多いので、前後を見分ける目安にしてみてください。
最初にフライシートの裏にある面ファスナーで、風下側のフレームに固定しておき、風をはらませながら風上側にフライシートをかぶせると簡単!
フライシートの裾にあるフックやバックルで、インナーテントと接続します。
フライシートの裏側にあるフックやベルクロも忘れずに。こうすることで風に強いテントとなります。
3. 張り綱とペグで固定
フライシートの裾をピンと張って、ペグダウン。ペグも張り綱も、対角ごとにテンションをかけつつ固定すると美しくシワのないテントに仕上がります。
何度か使ってきたテントは表面の撥水効果が落ちてきます。シーズンはじめとシーズン途中など定期的に撥水スプレーをかけておくと、安心ですね。
* * *
以上が基本的なドームテントの設営手順です。
大切なのは、できあがった状態がどんな形なのかをイメージできているかどうか。初めてのテントでも、完成をイメージできれば、縫い目やフックの位置からフレームがどう通るかを想像できて、設営で迷う時間はずいぶん少なくなりますよ!
<使用したテント>
>> コールマン「タフワイドドームIV/300ヘキサセット(オリーブ/サンド)」
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(取材・文/大森弘恵 写真/田中一矢)
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